「二重価格はしない」口不二価
値を二つにせず
―口不二価―
[原文](後漢書)
采薬名山、売於長安市、口不二価、三十余年。
[書き下し文]
常に薬を名山に采りて、長安の市に於いて売るに、値を二つにせずして、三十余年。
[原文の語訳]
日頃から名山で薬を採取し、長安の市場で売っているが、二重売価はせず、30年余。
[解釈]
同じ商品を大量に購入する場合には割安にするだとか、旬による時価というものは仕方ないですが、相手によって同じものでも値段を上げたり下げたりするような商売はしないということです。
企業でも取引先によって二重価格を設定しているところがある場合、どこで情報が漏れるかわかりません。高値で取引している企業への信用度にも影響してきます。
最近は明瞭会計は増えましたが、今でも足元を見て値段を決めることはあるようです。
良いものは良いものとして、提供する側はできるだけ価値を下げないようにしたいものですが、買う側はできるだけ安く買いたいものです。価値に見合った取引をしなければ双方ともにいずれ破綻してしまいます。
納税額について誰が損得するという話がよくでますね。軽減税率の対象品目についても近いかもしれません。
価格だけでなく二枚舌は嫌ですね。