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梅の街、梅ヶ丘で行われる ”せたがや梅まつり”

小田急線「梅ヶ丘駅」
2月上旬から3月上旬にかけて、この街は梅のあまーい香りに包まれます。
駅の北口を出ると、81.2平方メートルの緑豊かな羽根木公園があり、毎年この時期になるとせたがや梅まつりが開催されます。園内には紅梅270本、白梅380本が植えられていて、都内でも屈指の観梅の名所だそう。

白とピンクと紅の梅が、和紙をちぎって貼ったみたいに公園を彩っています。梅のあまーい香りが園内に充満していて、私はこの時期の羽根木公園が大好き。梅まつり期間中はとーっても混んではいるけれど。

とても混んではいますが、沢山催し物が行われていて面白いです。
おすすめは、抹茶が飲めるサービスと、餅つき!
抹茶は当日に整理券が配布されるので、1時間は覚悟して並ぶ必要があります。茶室の「星辰堂」で行われる茶席と、外で抹茶が飲める野点が選べます。私は茶席を選び、初めて「星辰堂」に入りました。外の様子も見ることができて、とても解放的な茶室でした。掛け軸や花入、生けられていた梅を眺めたり。美味しい和菓子と抹茶もいただけて、幸せな時間でした。今年、私のやりたいことに茶室で抹茶を飲む!があったので叶えられて良かったです。あぁ、並んで良かった。

餅つきは、世田谷区の無形民俗文化財に指定されている「代田餅搗き」が行われています。6〜8人で餅搗き唄を歌いながら、スクラムのように餅を捏ねたと思ったら、順番にリズム良く餅を搗いていく。唄いながらリズミカルにお餅を搗く姿が面白くて、ずっと見てしまいました。

こちらも整理券をもらえばお餅を食べられるのだけど、列が野球場にまで伸びていたので諦めました。

お餅が食べられなくても、地元の商店街の皆さんが運営する模擬店も出ています!

焼きそばが美味しかったー!公園で梅を観ながら食べるご飯、最高!
商店街の方が作っているという安心感もあります。

梅ヶ丘駅南口を出ると、美登利寿司の売店もあるのでお弁当を買って公園で食べることもおすすめです!(こちらもすごく混んでいるけど)

梅まつりのお土産でおすすめは、梅大福
模擬店横の売店で販売されています。梅ジャムや梅ようかん、梅にんにくなども売っているのだけれど、やはり毎年買ってしまうのは梅大福です。

梅の甘露煮がまるっと入っています。爽やかな梅の香り、きゅっとした苦味、なめらかで上品な甘さの白餡が本当に美味しい。梅の季節が来たなぁ。と思う、梅まつりに来たら絶対に食べて欲しい和菓子です。

私はこの街に住んでから、梅の季節が大好きになりました。
梅も、この街も大好きです。

今年の梅まつりは今日で終わってしまったのですが、是非来年行ってみてください。

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