CoCo壱番屋ハッピーセット
The牛咖喱肉増し2辛普通盛、フライドポテト+とび辛スパイス、半熟タマゴタルタルソース+福神漬け、ホワイトホースハイボールで税込み2442円。改めてみるとランチにしてはなかなかの贅沢といえる。ハッピーで埋め尽くして。
最寄りのCoCo壱がついにハイボールの取り扱いを始めた。300円台なので、隣接する日高屋やサイゼリヤとも勝負になる。カレーの脂と香りを流し込む快感は格別だ。
オーダーは以前かまいたちのyoutubeチャンネルで見た「【カレー&ビール】かまいたちがココイチで好きなカレーを食べながらビールを飲んでみた!」を参考にしている。酒飲みの言うことは確かだ。
現在は終了してしまったカシミールチキンはかなりスパイスのつよいカレーだったのでタルタルソースで中和しながらという具合だったが、牛咖喱は非常にオーソドックスで、なんならテイクアウトしてレッドペッパー、ニンニク、コリアンダーやカルダモンで好きにカスタマイズしてね、という設計意図さえ感じる。
近所のCoCo壱はなんだか個人経営の定食屋というか町中華のような色合いが強く、まるでガキの頃からある床屋のような日焼けしたジャンプ漫画の本棚のスラムダンクや鬼滅の刃のせいだと思うのだが、常に同じおやじが厨房やホールをこなしているので同じものばかり頼んでいては、そろそろ顔を覚えられる懸念がある。
物心のついたころから同じ店では同じメニューを頼んでいた気がする。おそらくせっかちな親が「なるくんはチーズバーガーセットだよねぇ?」と聞いてくるので「うん」と答えざるを得なかったからなのだが、それはそれとして融通の利かなさというか根底にある「どうせなに食ってもうんこになるだけだろ」という食への興味のなさから食事を自由に選べることの不自由さは人並み以上に感じていると思う。もちろん、誰しもが「毎日食べるものを選ぶのなんて面倒くさい」と思っているわけではないことは理解しているものの、「同じ店に行くならなるべくたくさんの味を知れた方がうれしい」とか「複数人でケーキを食べるときに誰かと同じものを選ぶ奴は頭がおかしい」みたいな人はなんか卑しいなぁと引いてしまう。嫌いじゃないもの食べるほうがよくない?
というわけで平日の朝昼はもう半年ぐらい同じもの(朝豆乳ソイプロテイン野菜ジュース、昼BLTサラダチキンカット野菜)を食べてるし、たまーに同じものが手に入らない時はすごく面倒くさい。どちらかといえばあんまおいしくないからこそ毎日食べているものの代わりを考えるのは簡単なことではない。もとから買える確率が半々ぐらいなら代替案を用意しておくけれど、そこまででもないというのが非常に判断コストが高い。
本当はワインと日本酒が好きなのだけど、家にセラーがないのでなかなか瓶で買うのはハードルが高い。ので家ではもっぱらハイボールを飲む。もっぱら飲むのだからそろそろ環境アプデしてよくない?と思い立ってメジャー、マドラー、アイストングの3点セットを購入した。新調ではなく、持ってなかったから。板橋のナランハという中高時代にジャグリングサークルでお世話になり続けた店からついにバーツールを買う日が来た。大人になった自分が酒器類を買うことなんて全く想像できなかったけれど、ディアボロのスティックをスチール製からカーボン製に変える時やバルーンを切るためだけの刃物を買う時の気持ちと全然変わってないよと、あの頃の自分に伝えたい。その心は、マジで全然なくてもいいんだけどどうせ買うなら使いやすくて長持ちして自分の好きな色がいいでしょう。
カクテルメジャーカップがあると酔った勢いで作る馬鹿みたいな濃さのハイボールやバカみたいな量の氷割を飲むことがないので、やはり俺を救ってくれる神様は再現性だけだと再確認する。ちなみにワインは高くて好きじゃない酒に当たるのが怖いので冒険せず同じ銘柄を買い続けていて、日本酒は4合1400円以上のものはすべて味に見合わず値段が安いと思っているのでバンバン飲み比べをする方だ。
教材としてカタンを買ったんだけど職場に持っていくまでに何とかプライベートで開封できないだろうかと画策している。というのもこの20年ぐらい気軽に遊びに誘える友達がいない。大学から徒歩2分のアパートに4年住んでただの一度もたまり場になっていないのだから、人を寄せ付けないのにもほどがある。自転車圏内で友達を増やす方法はないものだろうか。