不登校の長男、オンラインで卒業式に参加
小6の長男、卒業式の当日、式服は着たのですが、学校に行けずZoomでの参加となりました。昨年7月から不登校。修学旅行だけ、友達のお陰で参加でき(友達神!)、そのあと学校で授業を一度も受けることはありませんでした。でも、時代の変化のお陰で、ほぼ毎日Zoomで授業をつないでもらっていました。
実はこの状況に感謝しています。もし、長男が不登校になっていなかったら、本気で長男のことを知ろうとしたり、たくさんコミュニケーションを取ることも無かったと思います。不登校になってしばらく経ってから、「今までママは怖かった。やっと自分のことを少し分かってくれるようになった」と言われました。不登校のお陰で、学校に行かなくなり、習い事も全てやめて、私の意思を押し付けた人生でなくなりました。いったんリセット。
そうこうしているうちに、今年の1月、友人からHSC(Highly Sensitive Child=人一倍敏感な子ども)のことを教えてもらい、なぜ学校へ行くのがしんどいかが判明。関連図書を10冊近く読みましたが、アンテナの感度が良すぎて、共感力が人一倍強く、考察力があるので、集団の中に入るととにかく消耗するようです。病気ではなく、環境がそういう性格にしたのではなく、脳がそう設計されているようです。だから一生変化することはない。
不登校の理由が分かると、親子でかなり楽になりました。あとは、成長につれ、少しずつ自分で自分がラクになる処し方を身につけてくれたらなあと思います。
卒業式当時のZoom、いつもは顔出しせずにチャットだけ使っていましたが、全員体育館から教室に戻ってクラスで時間を過ごした最後に、顔出しして友達と話していたようです。
「卒業祝いに〇〇に焼肉に行きたい!!」と言っているので、色々ありますが、大丈夫でしょう。生きることに前向きさを感じるので。卒業おめでとう!!そして、不登校は不幸ではなく、自分に正直になる、自分を一時的に守る手段だと教えてくれてありがとう。これからもよろしくね。