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シャドウバース/荒野行動から学ぶ、ガチャ以外の商品企画アイデア
こんばんは。なるぴーです。
前回の記事では「会議のコツ」についてお伝えしました。
いかがでしたか?
少しはご自身の会議の改善にお役立ていただけましたでしょうか?
ゲームプランナーというよりは、ビジネスパーソンのベーシックスキル寄りの話しが続いておりました。本日は少しゲーム企画よりの話しをします。
さて、本日は「シャドウバース」のアップデート日ですね。
私もリリース後からほぼ毎日プレイしているシャドウバース。
Tier1のデッキ(サタンドラゴン)を忌み嫌い、ただただロイヤルとネクロを使い続けて早1ヵ月...
その仕打ちが「炎獅子の大将軍」のナーフ...
ポイントがゴリゴリと削られ、ランクアップが遠のくばかりです。
2817勝で勝率50%と仮置き。1プレイ約10分計算すると、約939時間...
本題から外れすぎました。
本日は新規追加された「スキン」から商品企画について考えてみましょう。
おすすめの読者
ガチャ以外の商品企画のヒントを得たいゲーム運営者の方
スキンとは
キャラクターの見た目を変更できることができるゲーム内アイテムのこと
スキンの例
シャドウバース含め、スキンが使われている例がないか見ていきましょう。
①シャドウバース
→有償コイン500(=\1,000くらい)で購入可能など
※他にも入手手段あり
②グランブルーファンタジー
→有償コイン3,000(=\3,000くらい)で購入可能など
※他にも入手手段あり
③荒野行動
→ものによるが、セット販売で有償コイン1,100(=\2200くらい)で購入可能など
※他にも入手手段あり。値段もピンキリ
なぜスキンが売れるのか?
いくつか要素を考えてみましょう。
対自分、対相手という切り口で見ていきましょう
▼対自分
・理由①キャラクターが好きだから
例:遠坂凛が好きだ!だから購入したい
・理由②キャラクターの声優が好きだから
例:声優の植田佳奈さんが好きだ!だから購入したい
上記はいわゆるコンテンツの魅力と思われる部分ですね。
IPゲームで商材となり得る場合です。
では、決してIPとは言い難い荒野行動の場合ではどうでしょうか?
▼対相手
・理由③他の人と差別化したいから
例:
ポジティブ理由:他の人と違う方がオシャレだ。だから購入したい
ネガティブ理由:デフォルトスキンは使い飽きた。だから購入したい
いわゆるアバター型のサービス・ゲームに当てはまるパターンですね。
荒野行動は対戦が始まる前にロビー(=他の参加者が集まるフリーエリア)で一度待機します。そこで目の当たりにするのは、かわいいキャラ、きれいなキャラ、セクシーなキャラ、イケメンなキャラ... それはもうTシャツ・ジーンズの自分がまるでオシャレに無頓着...と錯覚するわけです。
荒野行動の場合、売り物(=スキン)の他に売り方で工夫している点があります。それは、「体験カード」いわゆる「試着」です。
一定期間(1日~3日程度)お試しで実際にそのスキンを着てゲームをプレイできます。
試着後は購入率が10%から65%にあがるというデータもあるそうです。
参考:最大のビジネスチャンスは試着室で生まれる
https://www.flow-solutions.com/blog/2016/08/04/fitting_room_business_chance/
・周囲と比較させること
・試着させること
という2つの仕組みで、購入転換を促進しているのでしょう。
まとめ
売り物と売り方次第で商品開発はできそうですね。
・売り物で売る(IPゲームで見られる商法)
→商品自体が持つ魅力(キャラや声優)で売っていく
・売り方で売る(Non-IPゲームで見られる商法)
→試着させる、周囲と比較させることで売っていく
スキン自体は機能的な価値はありませんね。
でも、情緒価値(=使ってみることで得られる体験による価値)をデザインすることでで商品開発はできるんです。
いかがでしたか。
あなたのスマホゲームに活かせそうなネタはありましたか?
他のスマホゲームが施策を追加されたときに、なぜ追加されたのか?
他の事例はないか?
を考えてみることでご自身のゲームへ活かすヒントが得られるかもしれません。
それでは、現場からは以上です。
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