髙橋 征志(たかはし せいじ)

上座部仏教徒を自認しています。 自分の心に浮かぶ思考や感情を、自分が読む、自分に読ませるために言語化して文章にしています。 マシュマロ:https://marshmallow-qa.com/narukami_thor

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大学職員を辞めて出家未遂をした話

 平成29年の3月に某大学職員を辞職しました。  辞職を決めたのは、辞職の約1年前でした。  その頃は大学から国立の青少年交流の家に出向して1年過ぎた頃で、初めての種類の仕事を慣れないながらもこなし、おおよそ一年が終わろうとしていた時でした。職場で一息ついた時にふと「ああ、もうすぐ1年が終わるなぁ」という思いが生じました。  すると今度は「こうやって『ああ、1年が終わるなぁ』という思いをあと何十回か続けたら、一生が終わる」という思いが生じました。その思いは、非常な虚しさを伴

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大学職員を辞めて出家未遂をした話

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    めんどくせえ奴

     先日、引っ越しの書類に緊急連絡先として親の署名捺印が必要になったので、実家に帰る機会がありました。書類に署名捺印をしてもらい、親の免許証のコピーも取らせてもらい、「最近暑いねぇ」と言ったような世間話を少しして、実家を後にしました。  車で家に帰っている途中、唐突に「親が死んだら、私は生きる理由というか、生きる意欲みたいなのを失うだろうな」という思いが生じてきて、そういう思いが生じてきたことに困惑しました。    私と親は、仲が良い・悪いと一言で言い切れる関係ではないように

    我が身に起きることは全て、私が引き受け乗り越えないといけない課題だ。 誰かに代わりにやってもらうことはできない。「他人事」ではなく「我が事」だ。 ようやく腑に落ちてきた。 楽しいねぇ。

    我が身に起きることは全て、私が引き受け乗り越えないといけない課題だ。 誰かに代わりにやってもらうことはできない。「他人事」ではなく「我が事」だ。 ようやく腑に落ちてきた。 楽しいねぇ。

    私が何か決断する際、無意識に自分が老人になるまで生きられることを前提としていることに気づいて笑えた。老人になるまで生きてられる保証はどこにもなかろうに。

    私が何か決断する際、無意識に自分が老人になるまで生きられることを前提としていることに気づいて笑えた。老人になるまで生きてられる保証はどこにもなかろうに。

    最近何かいつも疲れてる感じがあって、やる気が出ないなぁと思っていたんだけど、単純に夏バテなのかもしれない。

    最近何かいつも疲れてる感じがあって、やる気が出ないなぁと思っていたんだけど、単純に夏バテなのかもしれない。

    雑記帳に心のアブクを書き殴ったら少しスッキリした。まともな文章にはならないけど。 時間のない内はnoteでなくこのやり方で良いかもしれない。

    雑記帳に心のアブクを書き殴ったら少しスッキリした。まともな文章にはならないけど。 時間のない内はnoteでなくこのやり方で良いかもしれない。

    リアルの充実、noteの不充実

     最近、個人事業主を辞めてある会社に就職しました。その会社は山仕事をしている会社なので、業種自体は今までと同じなのですが、作業の種類が違うこともあり、また新しく勉強中です。  また、その会社の社員の方々は山仕事における技術も高く、私はその方々より技術的に劣っていることが自分でもよく分かるので、他の方々に追いつくためにも日々の作業で学ぶことが多いです。  学ぶことが多い環境というのは楽しいもので、仕事を楽しんで行えています。  ただ、やはり新しい環境であるということもあり、最

    リアルの充実、noteの不充実

    人を複数のレイヤーにおいて見ること

     今現場に入っている親方に対して、私は「良い人だ」という印象を抱いています。私に対して世話を焼いてくださるし、自分の会社の社員の人たちの面倒も良くみているし、自分と違う意見(わたしとか)に対しても耳を傾ける度量もあります。  ただ、私と相性はあまりよくないな、とも思っています。私は一つ一つを確認しながら、どちらかというとゆっくり動く方なのですが、親方はテキパキ早く、速く動いて作業することを良しとします。なので、私は作業中はけっこう手痛い指摘をよく受けます。  というようなこ

    人を複数のレイヤーにおいて見ること

    相手の言っていることが分かる、ということの内実

     先日、大地の再生の技法を用いて行う現場があり、そこでの作業で気づきがありました。  その現場で風の草刈り(全ての草を地際から刈りきってしまわず、流線型、ブロック型に刈ることで空気の流れを生み、環境を改善する草刈りの方法)を行っていた時、作業中にふと「あ、ここに筋があるな」という感覚が生じました。  風の草刈りでは全ての草を地際から刈ることはしない代わりに、いくつか筋を作ってその部分は地際から切ります。今まではどこに筋を作って良いか、考えながら作業をしていましたが、その時は

    相手の言っていることが分かる、ということの内実

    ピント

     物を見る時に、対象物にピントが合えば見えるけど、ピントが外れると見えない、ということが起こります。あるいは、ある対象物にピントが合うと、その対象物とは距離の離れたところにあるものからはピントが外れて見えなくなるということが起こります。  そしてこの「ピントが合う・合わない」という現象は、視覚においてだけでなく、人との会話のような領域においても起こり得るなと最近感じたことがありました。  最近、手伝いに入っている現場は、私がそれまであまり関わってこなかった種類の作業が多くあ

    「公私ともに謝ってばかり」 とツイートしたくなる心を観る。

    「公私ともに謝ってばかり」 とツイートしたくなる心を観る。

    「今」に戻る

     最近、「今」が疎かになっているな、と気づきました。  先日、仕事中に車で移動中、自分の心をふと眺めた時に、未来のことや過去のことばかり心に浮かんでいることに気づきました。「さっきの作業ではこういうのが危なかったな、次はこうゆう風に注意しよう」「明日は〇時にオンラインで会議があるから、×時までに帰りたいな」「冷蔵庫に食材がないから今日の帰りにスーパー寄ろう」などなど。  そういう自分の心に気づき、今の今、自分の身体の感覚などに全く注意が向いていないことに気づきました。なので

    辞めてしまったけど、一応組織に9年勤めた経験から言えば、どこかの組織で働くなら「給料が良い」とか「休みが多い」とかよりも「この人と一緒に働きたい」という人がいるところで働いた方が良いと思う。

    辞めてしまったけど、一応組織に9年勤めた経験から言えば、どこかの組織で働くなら「給料が良い」とか「休みが多い」とかよりも「この人と一緒に働きたい」という人がいるところで働いた方が良いと思う。