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生成AI「Deep Seek」に夢中

生成AI(大規模言語モデル=LLM)界隈を物色中です。
そんな中、「Deep Seek」という生成AI(LLM)にハートをわしづかみされたので紹介します。


誰に読んでほしいか?

今回は下記のような方を想定して記事を届けたいと思います

  • 生成AIに興味があり、積極的に課金して使い倒したい方

  • チャットだけでなく、プログラミングでも生成AIを利用したい方

  • 上記のことに大変興味をもちつつも、課金する費用を最小限に抑えたい方

  • 速い生成AIを使いたいと方

この記事はプログラム経験のある方に親和性が高いものの、万人受けする記事になっていません。
しかしこのnoteはMaster Of Life(人生の達人)を目指して、その時点の最高に役立つことを妥協なしに紹介することが一つのテーマです。
マニアックな記事になるのは100も承知ですが最後までお付き合いください。

Deep Seekとは

「Deep Seek」は、中国のAI企業「DeepSeek(深度求索)」が開発した生成AIサービスです。

https://www.deepseek.com/

ChatGBTのような、チャット画面で生成AIサービスを提供しているほか、APIによるプログラム経由での生成AIサービスの提供もしております。

「Deep Seek」の利点は、下記3つです。

費用が安い

  • ChatGPTやOpenAI(ChatGBTのAPI版)よりも料金が桁違いに安い。
    例えば、1000万トークン単位で比較すると以下の通り

    • OpenAI API…入力$3(¥480)、出力$6(¥960)

    • Deepseek…入力$0.1(¥16)、出力$1.5(¥240)

さらに、期間限定で(2月8日まで)は、入力$0.07(¥11)、出力$1.1(¥176)のセール中です。

課金方法は、事前にお金をチャージする方式。$2からチャージできます。
$2だと、セール中のせいか、約714万 トークン利用できるそうです。

生成AIに慣れていない方は「トークン」って何?と思われると思います。
「トークン=メッセージの入出力で使う単語数」と、ざっくり覚えてください。DeepSeekに計算してもらったところ、100万トークンで新聞紙約 188枚の文字数だそうです。

自分もDeep Seekをそれなりに1週間使って、$0.04 しか減っていません。
(78万トークン利用と統計情報に出ていました)
なので、$2を課金すれば、しばらく使えるのがDeep Seekのメリットです。

※参考までにChatGBTはサブスクで $20 / 月の課金。
Deep Seekを調べると口コミで「他の生成AIの1/10以下の費用」と出てきますが、そのくらい安いです。

速くて頭がいい

ChatGBP 無料枠との比較ですが、体感的に「Deep Seek」のほうが応答速度が速いです。
また、ネットの記事を見るとGPT-4と遜色ない精度を出しているとのこと。 つまり、速くて賢い。

試しに下記プロンプトをChatGBT(無料版)と、Deep Seekに投げたところ、ChatGBTは29秒、Deep Seekは22秒とDeep Seekの方が速かったです。

あいまいな質問をしたせいか回答にぶれがありますが、Deep Seekの方が「累計」の意図を組んだ深い回答をしたという印象です。

試したプロンプト

日本の歴代の総理大臣を、任期の長い順に3名教えてください。 あわせて任期の期間の累計を月数で表示してください。

ChatGBT(無料版:GBT-4)の回答・・・・29秒

安倍 晋三(2012年12月26日 - 2020年9月16日):93ヶ月
佐藤 栄作(1964年11月9日 - 1972年7月7日):92ヶ月
吉田 茂(1946年5月22日 - 1947年5月24日、1948年10月15日 - 1954年12月10日):86ヶ月

Deep Seek V3の回答・・・22秒

日本の歴代総理大臣のうち、任期の長い順に3名とその累計任期(月数)は以下の通りです:

安倍晋三
累計任期:3,188日(約106.3ヶ月)
詳細:2006年9月26日~2007年9月26日、2012年12月26日~2020年9月16日の2期にわたり在任。日本史上最長の任期を記録。

桂太郎
累計任期:2,886日(約96.2ヶ月)
詳細:1901年6月2日~1906年1月7日、1908年7月14日~1911年8月30日、1912年12月21日~1913年2月20日の3期にわたり在任。

佐藤栄作
累計任期:2,798日(約93.3ヶ月)
詳細:1964年11月9日~1972年7月7日の1期で長期政権を維持。

これらの総理大臣は、日本の政治史において特に長期にわたり影響力を発揮した人物として知られています。

首相官邸のホームページで答え合わせをしたところ、累計計算をふまえるとDeep Seekの方が正しい回答でした。
(桂太郎総理大臣は明治~大正に活躍された総理大臣です。初めて知りました)
https://www.kantei.go.jp/jp/rekidainaikaku/index.html

チャットプランとAPI連携が一括で契約できる

  • ChatGPTの場合、チャット部分は月額$20(¥3,200)ですが、API連携も必要になったときは、別途OpenAPIの契約が必要。

  • 「Deep Seek」は、トークン単位の課金で統一されており、チャットでもAPIでも同じアカウントからの課金で利用可能。

課金管理という意味では、Deep Seekの方がシンプルでよいかと思います。


プログラマーにDeep Seekを推薦したい、その理由

自分の経験では、ちょっとした文章や要約するだけなら、ブラウザからのチャット機能だけで完結することが多く、各種生成AIの無料枠で事足ります。
しかし、プログラミング用途で生成AIを使うのであれば、以下2つの理由で課金したほうがいいです。

1.無料枠をすぐに使い切ってしまうため

プログラミング用途だと、コード生成、エラーコード解読、リファクタリングを依頼しているうちに、ChatGBTだと数日で無料枠を使い切ると思います。
このあたりは作業効率に直結するので、課金して時間を買った方が絶対にお得です!

2.AIエージェントで自動プログラミングをするため

2025年は、AIエージェントの時代と言われています。
つまり、自分のPC内のAIエージェント君が、自動でプログラム開発をしてくれるという、夢のような未来が目前に迫っています。

AIエージェントに心当たりのない方は、VSCodeの拡張機能である「Cool Cline」を導入して「Deep Seek」と連動させてみてください。


「Cool Cline」はプログラミング用のAIエージェントで、ざっくりいうとAIでプログラム開発をしてくれるツールです。
プロンプトで指示を出せば自動でソースコードを書いてくれるだけでなく、環境構築や実行、実行時のエラーの内容を理解して、修正までやってくれます。

触ってみると実感しますが、今までのプログラミングが石器時代に感じる位、AIエージェントは生産性を爆上げしてくれるツールです。
しかもこれがDeepSeekなら格安で利用できます。

※このインパクトは下記動画が伝わるかと思います。
 使いこなせないと仕事を失いかねないインパクトです。

Deep Seekを試してみよう

Deep Seekに興味を持った方は、まずは下記サイトでアカウントを作成して、チャット機能を試してみてください。

https://chat.deepseek.com/sign_in

ある程度の入力であれば、無料枠でやりとりできるはずです。
(別サイトを見ると、チャット機能だけなら無料という記載もあったので、もし詳しい方がいましたら教えていただけると幸いです)

プログラム開発利用の方は、APIキーが欲しくなると思いますので、下記サイトからAPIキーを申請してください。
「API Keys」画面でAPIキー申請後、Top upの画面で$2の課金をすると使えるようになります。(今見たら税金が追加されて$2.12でした(苦笑))

https://www.deepseek.com/

最後に

生成AIの性能は、どう使うかを社会が見極める前に、基本機能が革新的に進歩している印象です。

なので、早いところ使い倒して、「どんな時に使うか」のノウハウを貯めておかないと、時代についていけなくなると個人的には思っています。

とはいえ、固定費がかかるのはお財布に厳しいと思いますので、まずはDeep Seekを試してみて、必要に応じてそれ以外の生成AIサービスの加入を検討するのが良いかと思います。

よかったらDeep Seek、2月8日までのセール期間中に試してみてください。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

このnoteは「Master Of Life」(人生の達人)を夢見て、日々生活磨きに取り組んでいる生活の気づきを投稿しております。

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