#19 失くしたものを見つける旅
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「失くした」というよりも、「流れていった」
と、言うべきなのかもしれない。
過去になった事で、というよりも
過去になった事に、意味が生まれた。
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今回の内容は前回の記事の深堀りになります。
2003年、そして2013年と活動した
(2004年にもスピンオフ企画ありましたが)
SnowDropというチームについての記事です。
思い出から何かを始めようというのは、意外とエネルギーが必要って話。
1.SnowDrop(以下、スノドロとは)
2003年に北海道からどまつりに参加する為に結成されたチーム。
と、言うものの実際には札幌、仙台、関東、静岡、愛知と、
各地域からメンバーが参加した地域合同チーム。
メンバーの所属していたチームは札幌はもっ'Z、
仙台はEden、神威、喜楽々、関東はGYRO、
静岡は浜DAN、愛知は大須など多岐に渡るバラエティ豊かなメンツ。
2003年の作品テーマは「桃源郷」
冒頭の振り付けを各地域ごとに作ってみたり、
地方車を総額1万円で作ったりと(ほとんどの部品を無料でかき集めた)
色々な思い出や伝説があり(地方運転しながらMCなどw)
これをきっかけに結婚したメンバーもおり、
今でも地域を超えたつながりの基盤になっています。
2.10 years after
それから飲み会ばっかりを続けたり、続けなかったり(笑)
たまに瑞浪の七夕祭りに出てみたりして、あっという間に10年の時が過ぎ、
「10年後に復活祭やりたいね~」と誰かが言っていた事を真に受けて(笑)
2013年、再びお祭り参加を目指して再始動しました。
しかし当然ながら当時と同じメンバーが集まることはありません。
よくある話ですが「また集まりたいね!」「やりたいねー!」
という人ほど、いざやる時には来ないものです(-_-;)
今後復活企画、同窓会などやろうとしている方、ご参考に(笑)
どこの業界でもそうなのかもしれませんが、よさこいの人って
「今を熱量高く生きている」人が多いのかなって思います。
なので、その時に完全燃焼してやりきってしまうのかな?
思い出話に花を咲かせることはあっても、
「あの時の雰囲気をもう一度」みたいな熱を持続して
行動までできる人ってのは、存外多くないのかもしれません。
何かを「復活」させるよりいっそ、新しい何かを「創る」方が
案外簡単にできることが多いかもしれませんね。
3.作品に込めたもの
作品のテーマコンセプトは前回の記事より↓↓
10年ぶりの再始動ということで
「復活」というキーワードを裏テーマに
過去、現在、未来の仲間の在り方を
「星」「樹」「祭」をモチーフに彩られるストーリーを書きました。
よさこいに限らず、どんなイベントでも「全く同じメンバー」で
臨める機会って、まずないと思います。
それだけにお祭りや踊りで創る一瞬のセカイというのは、
本当に世界で一度きりの、かけがえのない瞬間だと思います。
あの時の楽しかった時間を、もう一度蘇らせたいという思いは、
一見、自然な思いの様で、実はすごく不自然な行動なのかもしれない。
そんなことを願うのは、人間だけなのかもしれませんね。
4.そして更に時は流れ
今はSNSで簡単に連絡が取れますし、
つながりを作り易い時代になりましたね。
それだけにチームHPや掲示板、メーリングリストで
つながっていた時代が懐かしく感じます。
どちらの時代が良かったかなんて考えるのはナンセンス。
昔は楽しかったし、今も楽しく生きればいいんです☆
久しぶりの復活、再集合で楽しいことができたな~という日々も
あっという間に過ぎ去って早や、7年。
気が付けばもう20周年が目の前です(笑)
さすがにお祭り参加はあるのかないのか、今では何とも言えませんが‥‥
また、会いたいと思います。
いや、会いましょう。