梯子

一昨日、普通の人なら５分で歩けるウエルシアまで買い物に行きました。
買った物の重さはおよそ２キログラムでした。ひも付きの布袋にいれて、肩に掛けて、もう一軒セブンイレブンへ行くつもりで５０メートルくらい歩いたところで左脚の力が抜けて、ヨロヨロと歩道から道端の店の駐車場の方に３歩ばかり踏み込んでどうにか立ち止まりました。
立ち止まれたので大丈夫かと思い、歩道に向かい方向転換したときに、一気に崩れ落ちて尻餅を搗き、勢いで仰向けに倒れてしまいました。
帽子をかぶっていたのですが、飛んでしまい、頭をげんこつで軽く殴られたくらいの軽い衝撃でぶつけました。
足の力が抜けたのも仰向けに倒れたのもあまりに出し抜けで倒れたまま、自分は大丈夫だろうか。足だけのトラブルか、眼は回っていないかなどと自分の意識を確かめるのに、２分くらいかかったかと思います。
足だけのことと、確信を持てたので上半身を起こしたときにその店の方らしい中年の女性が車の中から「大丈夫ですか。今行きますから」と声をかけてくれましたが、私は四つん這いになって、そうッと立ち上がりました。そろそろと足を踏みしめてみて「大丈夫です」と答える事が出来ました。その女性は車から降りて私の様子を見守ってくれました。
そこから我が家まで２００メートルくらいですが、静かに歩いて帰りました。

先週初めから、左脇の下に近い胸から乳首にかけて小さなできものが５つばかり出来ました。小さいのにチクチクと痛いのです。それで昨日、皮膚科医院と整形外科医院へ行きました。
胸にできた出来物は「帯状疱疹」だという事でした。帯状疱疹との付き合いは３０歳のころからで、５５年くらいになります。
今までの症状は片頭痛とか三叉神経痛でした。疲れすぎると痛みが出るので仕事にブレーキがかかります。お蔭で重い病気はしませんでした。今度は加齢で体力を失ったからだと言う事でした。
整形外科では、入念に検査をしてもらいましたが、去年より悪くなっているわけではない、という事でした。痛みを取る膏薬をたくさんもらってきました。
病院の帰りに薬屋、はいつものことですが、医院の梯子は初めてでした。
だんだん覚悟が出来てくるようです。