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#172 自身を磨くことでもたらす周りへの影響

場創りと人創りで組織能力の全開を支援する
ナラティブサポートの上村です。


自己マスタリー

「学習する組織」という組織開発のバイブル本と私が思っている好きな本があるのですが、その中で好きな章があります。
それは「自己マスタリー」です。

その章で書かれていることを一部抜粋します。

・自己マスタリーは個人の成長と学習のdiscipline(学習し習得すべき理論及び技術の総体)を指す表現である。高度な自己マスタリーに達した人は、人生において自分が本当に求めている結果を生み出す能力を絶えず伸ばしていく。学習する組織の精神は、こうした人々のたゆまぬ学びの探究から生まれるのだ。
・自己マスタリーは、(中略)独創的な仕事として自分の人生に取り組み、受身的な視点ではなく、創造的な視点で生きるということなのだ。

学習する組織/ピーター・M・センゲ

つまり、自分の本当に実現したい事に対して必要な能力を絶えず伸ばしていき、その実現したいことを目指していく。そういった個人個人の姿勢が「学習する組織=目的を達成する能力を効果的に伸ばし続ける組織」を創り出すということだと理解しています。

自己マスタリーがなぜ大切か

そして「自己マスタリー」という自己を追求し磨き上げるプロセスがなぜ大切かというのはもちろん、自身の成長が一番目にあるのですが、ここでいう個人個人の姿勢がそういった素晴らしい強い組織を創り出すことに繋がるということです。

大谷選手の例

最近では大谷選手がドジャースでワールドチャンピオンになりました。
大谷選手のMVP級の活躍、個人の能力の高さが単純にチームに勝利をもたらしたということはありますが、彼の常に自分を磨き上げる姿勢、目標に向かってたゆまる努力をする姿勢、つまり最高の自分を目指そうとする自己マスタリーのプロセスがチームに良い影響を与えているのです。

テオスカー・ヘルナンデス選手はワールドシリーズ中のインタビューで大谷選手とその他の中心選手(ベッツ選手、フリーマン選手)に対してこう語っていました。「彼らのような言動をする選手を見ると、彼らのようになりたいと思う。もう少しだけ(自分が)努力するようになるから、選手としても成長ができるんだ」
そしてそんな大谷選手の姿勢を見てベッツやフリーマンといった中心選手も「オオタニは僕らのためにやってくれるはず。だから僕らはプレーオフに行かなきゃいけない」と彼が今まで行く事が出来なかったプレーオフシーズンに一緒に行きたいという想いを言葉にしています。

このように何かに対して本気で目指す姿はチームの光となり、周りに影響を与えているのです。自分を磨き続け、目標に対して目指し続ける姿は自分のためではなく、最終的には誰かのためになっている。

少し時期はずれましたが、大谷選手の活躍を見て改めて感じました。

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