カエルの教訓に学べ!
その王様、本当に信じて大丈夫?
イソップ物語に、『王様を欲しがったカエル』という話があります。
食べること以外に何もすることがなかったカエルたち。退屈な生活に飽き飽きしてきたので、「王様が欲しい」とゼウスにお願いしたようです。ゼウスは王様として大きな木切れを池に落としましたが、木切れはただ浮かんでいるばかりで話もしないし、命令もしない。威厳もなければ力強さもありません。カエルたちは、「もっと力強く貫禄があり、話が出来る王様が欲しい」とお願いしました。すると今度は、大きな蛇が登場します。カエルたちは皆この王様に食べられて、いなくなってしまいました。
カエルを笑ってはいられません。この国の政治家が“蛇”だったらどうします? 冗談抜きにですよ。
私たちはここから二つのことを学ばなければならないでしょう。
● 依存心・依頼心は身を亡ぼす。
● 退屈さは自分で工夫し克服する。
まさに今の時代にピッタリの寓話ではないでしょうか。もちろん“蛇”も含めてです。エジプトの王家の守り神はコブラだったそうで、蛇を神の使いとする信仰は世界各地に存在しているとのこと。蛇に油断は禁物です。ほら、しれっとこういうところにもいるでしょう?
カエルのメディスン
カエルは成長していく中で何度も変容を繰り返し、水を呼ぶパワーを授かると考えられているそうです。大地が干上がると雨乞いをし、雨を降らせて地上を水で満たします。そんなカエルは、浄化や再生の象徴。魂の器を再生し、浄化し、満たすことの大切さを伝えているとのこと。地の時代から風の時代の移行も、間に水を介するとスムーズになります。アメリカの裏の作戦部隊の合言葉は“沼地の水を抜け(Drain the Swamp)”。これは汚職を一掃するという意味です。私たちもこれまで溜めこんできた否定的要素を洗い出し、要らないものを流し去るときが来ています。社会レベルのみならず各々が人生のぬかるみを片付けていくことも重要なことですね。それと同時に、ガイア(大地)自体も周波数(シューマン共振)を上げているようです。
地の時代には、このような問題が起こりがちでした。新しい時代は、こうしたものと決別していく時代です。
火 : パワハラ・モーレツ社員・社畜
地 : 階層制度・年功序列による不公平感
風 : 扇動・デマ・大衆誘導・情報操作
水 : 奴隷労働・クレーマー対応
地(冷・乾)の時代 ➡ 水(冷・湿)を介する ➡ 風(熱・湿)の時代
米軍が地上を洗い流し、ガイアが大地を温める。人間と星の共同作業。とてつもない転換期に差し掛かっていますね。
意識の変化がゆでガエル方式で本当にいいの?
最近のニュースは、一昔前なら驚きのニュースが目白押し。最新技術に、大規模な企業再編、大企業のトップの引退や大量の店舗撤退に宇宙の話まで・・・。それでも相変わらずボーっとしている方々が大半であることに驚いてしまいます。光サイドの陣営もあまりに皆がこの異常さに気付かないなら、このまま変わったことに気付かない状態でじわじわと意識を書き換えていくしかないとすら思い始めているかもしれませんね。確かに暴動を起こさないという点では賢いやり方ではありますが、これではいまだ多くの方々が権威者とメディアの操り人形のまま。このような意識の変わり方では今後、社会全体として吉と出るのか、凶と出るのかが微妙なところです。私の考えとしてはめざめていない方々に配慮し過ぎる変革に留まってしまうのでは、少々物足りないのではないかという気がします。また、いろんなことに気付いていても逃げないことを良しとするメンタリティでは、そのうち湯温の上昇に気付けなかったカエルと同じく茹で上がってしまうことでしょう。適度なところで陸に上がってくれることをただただ祈るばかりです。でも決めるのはあなた、動くのもあなたですよ。
そういえばカエルには“井の中の蛙”ということばもありますね。
こうして堀り返してみるとなかなか深いワードです。
本日もお読みいただきありがとうございます。
参考文献
『アニマルメディスンブック』 北川らん じゃこめてい出版