肉離れが起きる原理~シンプルに~
こんにちは
本日の担当は島田です(^-^)
昨日の雨とは打って変わり今日は晴天です。
世相が落ち着いたら、またスポーツが開催されると思います。
学校や地域のスポーツ環境もシステムが変わるとは思いますが、
人の体に起こるケガや障害のメカニズムや発生機序は変わりません。
つまり、それらを防ぐ・回復する為の環境が求められます。
予防や回復(アスレティックリハビリテーション)は専門的な視点が欠かせませんが、現場ですぐに使える知識はあります。
今日はその中でも、「肉離れ」に関する内容を。
肉離れはストレイン損傷やmeat good bay(これは公用語ではありませんが(笑)
と呼ばれたりします。
筋肉は関節にくっついているというお話は以前の記事でしました。
関節が動く事でそれに跨っている筋肉や組織は伸ばされたり、縮んだりします。 体育やスポーツをする際は、日常とは比べ物にならない程の瞬発的な力を使います。
そんな時に「肉離れ」は起きやすいです。
ここでは専門的な話は上げませんが、シンプルに言うと肉離れが起きる場面で一番多いのは、
「急激に筋肉が引き伸ばされながら力を使う」
この時です。
言葉だけではわかりにくいですよね。
では、肉離れに多い太もも裏(ハムストリングス)がどのようにケガをするのか、イラストを使いながら見ていきましょう。
この黒ウサギちゃんに注目です!
ウサギの左脚は、今まさに地面にいるカメさんを踏み潰すがごとく、
着地しようとしています。
太もも裏の筋肉はこのようにする事で伸ばされます。
これは多くの大人も学校体育で行ったストレッチで実感しているのではないでしょうか。
で、そんな太もも裏が伸ばされる動きは、先ほどのウサギのイラストでも起きようとしているわけです。
ウサギの左脚が地面に着いたその瞬間、太もも裏は引き伸ばされます。
その瞬間的な伸張は、筋肉を引き離し結果として肉離れになる事があります。
つまり、スポーツや学校体育における太もも裏の肉離れなどのケガも、
走る動作やステップ・ターンにおける着地の瞬間に起きる率が高まります。
その原因は様々ですが、以下の事が考えられます。
・準備運動不足
・疲労の蓄積
・ランニングやステップフォームの崩れ
ランニング・フォームの崩れは専門的な視点が必要ですが、
準備運動や疲労のケアは今からでも出来ますね。
ちなみに、準備運動として太もも裏のストレッチの方法も書きたいと思います。
インスタグラム(narrative.123)でもその方法は乗せているのでお時間ある方は是非チェックしてみて下さい。
本日はここまで。
最後まで読んで頂きありがとうございます。