育成年代に多いケガ
こんにちは(^O^)
今日は育成年代に多いケガについて解説します。
結論から言うと、育成年代は成長期にある為、成長軟骨が多く存在しています。成長軟骨はその名の通り、成熟した骨よりも軟らかい為、スポーツや体育における繰り返しの外部刺激によって障害を招きやすい部分です。
ちなみに、専門用語の解説をすると突発的なケガを外傷、
慢性的な外部刺激によるケガを障害と呼んだりします。
育成年代においても、外傷と障害はセットで起こります。
ただ、現場のコーチ・保護者・先生に知っといて頂きたいのは、
外傷は突発的だという事に対し、障害は慢性的なものである、つまり
未然に防げるものとして障害はその確率が高いという事なのです。
私達トレーナーが求める1つに現場におけるケガの予防と改善があります。
防ぐことのできるケガは多く存在します。
しかし、それらを予防するには学校体育や部活・競技スポーツ現場のコーチングや危機管理だけでなく、体を動かす上で絶対的に欠かせない原理原則、
「体の機能解剖」が必要です。
人の体は加齢による変化はあっても、急激な進化(例えば翼が生える)はありません。
機能解剖により一定の関節・筋肉・その他の動き方にはパターンがあります。それを知っているかで現場における「スポーツ障害」は防ぐことができます。
そして、それを正しく伝えるのがトレーナーの役割でもあります。
では、話を戻し。
成長期に起きやすいケガとして、軟骨に関する障害があるという事を最初に書きました。
なぜ軟骨に多いのでしょうか?
発生機序を考える中で、出てくるのが「骨格筋」
つまり、筋肉です。
骨格筋が付着しているところ、それは 骨★
つまり、筋肉を介して骨に対し何かしらの障害が起きている事が理論的に考えられるのです。
次回もこの続きから。