線香花火

9月半ば
もう夏も終わりである

夏の歌は沢山あるが、その中でも一番好きな歌がガガガSPの「線香花火」なのだ

ガガガSPは歌詞がグッとくる

名曲が多いのだが、その中でも線香花火の歌詞は本当に素晴らしい

「僕が君を思い出すのは　本当に好きだからなのか　それとも今の日々が楽しくないから　思い出すのでしょうか」

好きすぎる

初めて聴いた時は具体的な相手を思い浮かべていたように思う

この年になるとその記憶も曖昧になっている

具体的な思い出の感情が薄らいでいく

どちらかと言うと全ての記憶が大切なのだ

そんなことを最近は思ったりもする

かと言って、今が楽しくないわけではない

それを否定したくないのは、年をとって頑固になってしまったからだろうか

そんなことが頭を巡りながら、今でもこの曲を聴くとグッとくる

なんだかちぐはぐな言葉を紡いでいるが、心がじんわりと熱くなるのである

そうそう

それが絶妙に線香花火のそれに似ている