見出し画像

18歳で天職と最高の上司に出会えてよかった

はじめまして、成田直人と申します。
私は、2007年23歳の時に店舗コンサルタントとして起業独立をし現在16年目を迎える会社を経営しています。

店舗コンサルタントとして独立をするきっかけとなったのは、18才の大学在学中にアルバイト入社したABCマートです。

ABCマートに出会えたこと、最高の上司に出会えたことで私はこれまでの人生で全くと言っても良いほど自信がなかったのですが、自分の生きる人生とようやく出会えました。今でも一緒に働いた仲間や上司、そして何よりABCマートというブランドに感謝しています。

当時の模様はこちらの本に記しました。よろしければご一読いただけると嬉しいです。

そうなんです、実は当時金髪でソフトモヒカンという髪型にロック系のTシャツ(バックドロップというブランド)にハーフパンツを履いて、ウォレットチェーンをつけてアルバイトをしていました。

細目で後輩からも怖がられたルックスも相まってヤンキーと間違えられるような販売員で、怖いというクレームをこれまでに幾度となくいただきました・笑

こんな私はじめは・・・全く売れなかったんです(そりゃそうだ)。

同じ時間働き、同じ商品を扱い、同じ場所で働いているにも関わらず他のスタッフは15-20万円売る中、私は2万円しか売れませんでした。

しかし、入社1年後にそんな私も上司に恵まれ個人売上56万円、80足の靴を販売して日本一の販売員になりました。

いきなり日本一になった話をして驚かれたかもしれませんが、これまでこれといって人に自慢できることはありませんでした。

唯一語れることがあるとすれば、高校時代にバドミントンでインターハイに出たことなのですが、僕らの代になった年は神奈川県決勝でインターハイ衆生を逃すという悲しい結末になり、すっかり自暴自棄、自信喪失状態で大学に入学しました。

なんでもいいから日本一になりたい・・・という熱い思いだけを持って個人売上制度のあるABCマートのアルバイトになったのです。

志は一丁前だったのですが、如何せん自信がないこともあり、売れなければ「やっぱり才能がない」と落ち込んでいましたし、「買う気のあるお客様がいない」と他責にする毎日でした。

そこで上司が教えてくれたことが今の私のベースを形作っています。それは、人や環境のせいにしても何一つ好転しない、ということです。

他責から生まれず、自責から生まれるものが成長

ABCマートの販売員として全く業績が上がらない入社当初の3ヶ月間は本当に地獄の様な毎日をすごしていました。

私だけ売れない、圧倒的に売れない状態でした。

それでも店長は見捨てることなく私に根気強く教育をしてくれたのです。
「こうやって声をかけるんだよ」「こうやって質問をすればいい」と手取り足取り教えてくれたおかげで徐々に売れる様になってきました。

もちろん売るためのテクニックも勉強になったのですが、一番は、社会人としての考え方です。それが、他責を封印して自責で日々をすごすということ。

人や環境のせいにするのは簡単です。
売れなかった時に「お客様に買う気がなかった」と言えば話は終わりです。
しかし、当然ながら売れる様にはなりません。

なぜなら次の接客も翌日の接客も「お客様に買う気がなかった」と言い訳をいうことになるからです。他責からは自己重要感は満たされるが売れない理由が解消されるわけではありません。

目の前にある課題や悩みは向き合って解決をしない限り永遠に付き纏います

私もよく

①お客様のせい
②商品のせい
③立地のせい

にして売れない理由を並べ立てていました。

これではいつまでも売れる様にはならないし、現状は悪化していくだけです。自分に売れない原因を探すことで課題が見つかり成長するためのきっかけが得られることをスポーツで学んでいたはずなのに全く役に立っていませんでした。

接客販売が天職だと思える様になるまで

販売員の仕事が天職だと思えるまでの約1年間、おそらく他人の5倍は努力をしたと思っています。自惚れではなく、文字通り圧倒的な努力を重ねて日本一の販売員になりました。

まず、基本予定は平日土日関わらず仕事と大学の授業です。プライベートで遊ぶ時間は当時付き合っていた彼女とたまに会う程度でほぼすべての時間をこの二つにささげてきました。

(大学の学費も自分で払っていたので・・・通わないと損だ!ということで)

勤務時間を除いての努力として
①毎月2万円分のスニーカー・ビジネスシューズの雑誌を買って読む
②神奈川新聞を読む(お客様との話のネタのため)
③たまごクラブひよこクラブの定期購読(妊婦のお客様も多く靴選びの参考に)
④大手経済誌の定期購読(サラリーマンとの雑談のため)
⑤休みの日は都内の一流ビジネスシューズ店に行き接客を受ける

と、このように時間とお金を投じて日本一の販売員になるべく努力を重ねました。

同じ行動をしていたら成果は出ないので、それこそしょっちゅうスタバに入っては、「この1週間毎日新しい行動を取るには何をするべきか?」と自分に問いかけて行動目標を設定しPDCAを回していました。

徐々に結果が出てきてますます仕事が楽しくなりました。
学習をして結果が出ることで学習意欲は増していく一方で楽しかったです。

結果的に入社1年3日で日本一の販売員という夢を叶えることができました。

日本一の販売員の次は日本一の販売員育成講師になること

センター試験で世界史26点を取った私は、夢だった学校の先生を諦めました。本当に勉強は苦手だったんです。

しかしABCマートでスタッフに売り方を教える立場になり売上もぐんぐん伸びていきスタッフに感謝されるようになり「そうだ!今のこの教育を仕事にしてみよう!」と思い立ち、就職活動を始めました。

今思い返すと企業リサーチ力が低かったなと痛感するのですが、当時は自分でみつけることができなかったため最終的に起業を選択しました。

今年で15周年を迎え、毎日本当に楽しく会社経営をしています。
起業研修講師としても年間200日以上の稼働をさせていただき、感謝の毎日です。

ビジネス書の出版も上の本も含めて16冊出版させていただいております。
夢だった学校の先生にはなれなかったけど、違う形で夢を叶えられたのは天職と出会えたからだと思っています。

あなたが今転職を探しているのだとしたら少しでも参考になったら嬉しいです。転職を探す、というよりも目の前のことを誰よりも真剣に取り組んだ結果転職担った、という私の経験談でした。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!