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21_21 DESIGN SIGHT(東京都港区・六本木駅 横尾忠則展)〜フジフィルムスクエア(大竹省二展)

ミッドタウン内ではデザインとアートの文化を広げるという目的で「DESIGN TOUCH」というイベントを行っている(当時)。各所にて多数の展示が行われており、買い物客も楽しむことができる内容になっている。建物内もさることながら芝生広場やミッドタウン・ガーデンでも展示が行われている。面白かったのは動物のシルエットが浮かび上がってくる構造物。一見するとアスレチックのような造りなのが、視点を変えると形を変えて行き、隠れた動物が見えてくるというもの。

ちなみに隣接する檜町公園には変わったデザインの遊具や、渓流のある池を臨める東屋などがあり散歩に適している。外国人の家族連れも多い。トイレは洋式。

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ミッドタウン・ガーデンの隅にあるのは21_21 DESIGN SIGHTという3つのギャラリーからなる美術館。ギャラリー1と2では「ルール?展」が開催されているが連日の人気で予約が取れない。仕方なくギャラリー3のみを見ることにする。広いギャラリーではないので人数制限が25人と少なく入れ替え待ちの状況に。とはいえ30分もあれば見られる広さなのでそれほど待たずに入れる。


MOTで行われている横尾忠則展のもう一つの展示といっても良いかもしれない。会期が同じことがそれを裏付けている。こちらでは横尾忠則が各界の交流ある著名人の似顔絵を、彼自身の独特なタッチで描いたというもの。似顔絵がずらっと並んでいる。北野武やパティ・スミス、デヴィッド・リンチといった有名人が描かれているのを見ると思わずにやけてしまう。本人の自画像もある。ゼロ距離で観られるのでありがたい反面、絵に当たらないように気をつける必要がある。

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ギャラリーは天井まで横尾タッチのデザインで埋め尽くされていて圧倒的なパワーを感じとる。奥へ入るとヘンテコなマスクをした横尾忠則本人のインタビュー映像が流れていたが、3人分しか椅子がなく埋まっており断念。トイレはウォシュレット式。洗面台がおしゃれ。ちょっと汚水が溜まりがちだけれど根津美術館ほどではない。

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ミッドタウン内へ引き返し、ガレリア内を少し散策。デザインタッチの作品をふらふら眺めながら、1階入り口そばにあるフジフィルムスクエアへ。インスタントカメラをはじめフィルムメーカーの雄フジフィルム。16世紀の「カメラ・オブスクラ」から始まり、幕末に日本へ輸入されたダゲレオタイプ(銀板写真)から発展していった国内の写真の歴史をカメラとともに展示しながら、フジフィルムがリリースしてきた商品も紹介する。スマートフォンでの撮影によってフィルム写真が少なくなって久しい。けれどフィルム撮影でなければ出せない質感などもある。

一角ではカラー写真の黎明期を担った大竹省二の生前の作品を展示している。浜美枝や佐久間良子など往年の女優のポートレイトなども撮っており、みんなとても美しい。鰐淵晴子なんてやばい。女優は一味違うわね。トイレはウォシュレット式。

ギャラリーが3つあり、営業写真コンクール受賞作品や北海道の写真サークル発表会、石井誠人写真展がそれぞれで開催されていた。病と戦う人々を丁寧に写し取った石井誠人の作品がとても良かった。
すぐ隣には化粧品のASTALIFTの店舗があり、高橋マリ子様のポスターが拝める。今日イチのテンション。

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