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麻布台ヒルズ スカイロビー他(東京都港区・神谷町駅)

・麻布台ヒルズ スカイロビー(東京都港区・神谷町駅)
2024年現在において日本で最も高い建物である麻布台ヒルズ森JPタワー。いくつかの建物の集合体で成り立っている麻布台ヒルズの一帯で最も知られている象徴的なタワーと言えるかもしれない。

デケー

地上33階と34階がスカイロビーという名前の展望室となっており一般公開されている。これまで無料で上れたものの、今後はレストラン等の利用者に限られるということで駆け込みでの見学が多い。

森JPタワーの正面入口から入るとすぐにエレベータホールとなっている。さすがに行列ができていたもののエレベータが8基あるので待ち時間は思ったよりも短い。ただそれだけ多くの見学者が訪れるというので注目度も高いのだろう。

途中階? 細けぇことはいいんだよ直通だ直通

スカイロビーへ到着すると人・人・人で溢れている。フロア360度が見渡せる多くの展望室とは違いこちらは見える場所が限られている。六本木ヒルズはギリギリ視界に入る感じで、どちらかというと東京タワーを真正面に見据えた東側がメインになる。

めっちゃ人であふれてる後ろは

とにかくインバウンドの見学者が多く、色々な外国語が飛び交う人混みの中でやはり人気は東京タワー。誰もがタワーを撮りたがる。誰もがタワーと撮りたがる。順番を待てばそれなりに撮れるだろうか。遠くにはお台場も見える。

手前TYOタワー 奥にFCGビル

33階から34階へは大階段を上って移動する。大階段はベンチも兼ねているため埋まっている。

六本木ヒルズはギリギリ見える

大階段の脇が移動のための階段になっており、34階へ上がるとそちらはカフェーになっている。カフェーも行列。なお、カフェーの奥にも少しだけ展望室があり、こちらは33階の混雑に比べると空いている穴場スポットといったところか。

34階から こっちの方が近いかな

当たり前だけれどトイレは33階34階ともにウォシュレット式。なお、大階段の下からはレストランや会員制エリアへと繋がっている。

めっちゃ人であふれてる後ろは

・集英社マンガアートヘリテージ(東京都港区・神谷町駅)
麻布台ヒルズにあるいくつかの建物のうち、ガーデンプラザは特にアート・ギャラリーに関連する施設が入っている施設になっている。ガーデンプラザAの地下1階には集英社マンガアートヘリテージというギャラリーがあり、集英社で連載されたマンガに特化して原画を展示したり、あるいは販売も行っている。

集英社マンガアートヘリテージ

普通にギャラリーとして楽しめるエリアと予約制で販売を含めて紹介されるエリアとがあり、気に入った原画があれば購入へと進めても良いかもしれない。

なん・・・だと・・・?

・ギャラリー&レストラン舞台裏(東京都港区・神谷町駅)
集英社マンガアートヘリテージのすぐ隣にはギャラリーとレストランを併設しているギャラリー&レストラン舞台裏がある。こちらはレストランの一角スペースでギャラリー展示をしているという感じ。

ギャラリー&レストラン舞台裏

とはいえギャラリーのみで鑑賞することが可能で、むしろギャラリーの展示スペースを覗きつつ、その裏側に回り込むとレストランになっている。ギャラリーでアートを鑑賞しつつ、レストランでアートの感想を語り合うような目的で使われている。

裏がレストランでっせ

・外務省 外交史料館(東京都港区・神谷町駅)
かつて飯倉エリアにあった外交史料館が少しだけ場所を移して麻布台ヒルズの森JPタワー5階へ移転した。これまで平日のみの開館だったものが土曜日も開館するということになり、非常にありがたい気持ちになりながら久々に訪問することに。あのレトロな雰囲気の建物も好きだったのだけれど、最先端のレジデンスの中に生まれ変わった史料館がどのようなスタイルになったのか興味深いところ。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/archive.html

外務省 外交史料館

幕末の開港を皮切りにして西欧を中心とした諸外国と外交することになってからの資料を展示しているという意味で、展示内容はかつての外交史料館別館のものとほぼ変わらない。1階にあった吉田茂の銅像はこちらには移転されなかったようだけれど、実際に展示されている現物はほとんどが同じで、それに加えてパネル展示で外交の歴史が追えるようになっていることで分かりやすくなっている。また展示室の中央にも映像で外交に尽力した人物たちの肖像画が浮かび上がったりしているのも最新鋭といったところ。

旅したことが後世に知られる亀吉

ただ外交史料館本館に展示されていた杉原千畝コーナーはこちらに移されていない様子なので、もしかしたら別館の方をそっくりそのまま(吉田茂の銅像以外を)移動した、ということなのだろうか。本館は変わらず残されており、資料の閲覧を中心とした業務を行っているという。こちらの麻布台ヒルズの方はあくまで広報活動の一環として捉えた方がわかりやすいかもしれない。

なんてったって蜜蝋缶の存在感よ

展示品はほぼ複製ながら条約の調印に使われる蜜蝋缶や教科書にも載っているような有名な条約の書面、サンフランシスコ平和条約で「トイレットペーパー」と言われた分厚い巻物の演説文など、見どころがいっぱいで面白い。土曜日も開館したことで見学者は圧倒的に増えており、以前はほぼ貸切だった展示室にもそれなりに見学者が増えている。これよこれ。広報活動を重要視してせめて土曜日だけでも他の省庁の展示室も開館してほしいものである。同フロアにトイレは無いが建物内には溢れている。ウォシュレット式。

外務省のマーク「外」をデザインしたというのにはいささか無理がある


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