
推しをゆかりの地まで連れて行く【聖地巡礼:鎌倉編】
こんばんは
最近、
推しをゆかりの地に連れて行きたい
四四田です。
つまり聖地巡礼というやつですね。
聖地巡礼にそこまで積極的というわけではなくて、あまり行ったことがない。
いや、それは正確じゃないかもしれない本音を言えば行きたかったんだけどあんまり行けてなかったというか。
あ、最初に言っておくべきでした。
僕の推しは吉田松陰です。
いわゆる長州藩の幕末の志士たちを多数輩出した、松下村塾の主宰です。
これまで推しについて言及した記事をマガジンにまとめてますのでお知らせさせていただきます。
よろしければぜひ。
そんなわけで僕の聖地巡礼状況について。
行ったことがある場所もある。
松陰さん本人のお墓がある世田谷の松陰神社さんはわりとよく行きます。お墓参りだしなって思って行きやすい。

生まれ故郷の山口県萩市はかなり以前に一人旅をしたことがあるのと、
最期の地である小伝馬町の牢屋跡はまあ行くじゃないですか、それは。死んだ場所なんだし。

その他は、
浦賀の徳田屋跡は、ちょうど10年前に行ったことがありました。
松陰さんが浦賀に黒船を見に行って、佐久間象山と会った旅館の跡地です。

四四田本人が写ってない写真がなかった。すまない。
まあこれくらいですね。
というわけで、
あまり行けてないんですよ、聖地巡礼。
下田とか行きたい……
銅像……せめて石碑があるとこに行きたい……
だって、
せっかくアクスタ作ったんだもん。
※推しのね、アクスタね、作ったからね※
当然写真も撮りたい!

お台場はこのあいだ見せてきた
聖地巡礼、やってみたい。
という気持ちが急にむくむくと湧き上がりました。
ところがだ、
ところがだよ。
吉田松陰の史跡ってじつは、結構全国に散らばっているのです。
なぜならご本人が結構旅好きと言いますか、
見聞を広めるためにあっちこっち遊学へ飛び回ってるんですよね。
享年29歳の上、死ぬ前の数年間は閉門蟄居……実家の一部屋から出られなかったというのに、自由だった期間のフットワークが軽過ぎる。
というかそんな旅好きなのに閉門蟄居になって自由に旅に行けなくなってあげく最後にそこを出られたのが処刑されることになる小伝馬町に向かっての旅だったの考えると可哀想すぎて泣けてくる。
(なお、閉門蟄居。つまりはこの部屋から出るなよという刑罰を受けたその部屋自体をご家族で拡張して可動域を増やす措置をしています。とんちが効いている)
で、だ。
たまたま近くまで行く用事があり、
足を伸ばせばワンチャン行けるんでない?
という想いに急に取り憑かれ、
本当に急遽、
向かいましたのが、
鎌倉
鎌倉駅とも推しアクスタの記念撮影とかすればよかったな……
完全なる見切り発車でしたが、この日は天気がよく気温も高く、過ごしやすい日でした。
鎌倉での吉田松陰の史跡。
それは、
瑞泉寺さんというお寺です。
吉田松陰の母方の伯父さんがご住職を勤めている時期があったようで、何度か訪ねて来ているのだとか。
歩いても行けそうだったんですけど、
ちょっと行くのが初めてなので、途中まではバスにしました。
まあバスで行っても、途中からはそこそこ歩きにはなる。
バス停「岐れ道(わかれみち)」で降りて20分強歩くか、
「大塔宮(だいとうのみや)」で降りて15分強歩くか。
調べたらこの時は大塔宮を通過するバスがなかったのでとりあえず岐れ道まで行くことに。

鎌倉駅東口駅前のバス停に行ったら、ちょうどりんどう号がいました。
鎌倉を走るレトロ調のバスです。
なんかこれに乗れるの嬉しいな。
なんだかんだで鎌倉はまあまあうろついているのですが、りんどう号には初めて乗ると思います。

記念撮影したくても背景にしてしまうとボケるのはアクスタの宿命ですか。
これ上手に撮る方法ってどうすればいいんですか。
教えてオタクの先輩方。
りんどう号に乗れたので、良いことありそうな気がしてしまう。
いや、推しと乗ってる時点で良いことはすでに起きている。
観光列車ではなく地元の皆さんの足である公共交通機関ですので、車内の写真は控えました。
岐れ道からは学問の神様菅原道真公を祀っている
荏柄天神様が近いです。

菅原道真公・天神様は学問の神様ですが、
推しこと吉田松陰も今となっては萩と世田谷それぞれに松陰神社があり学問の神様として神格化された存在です。
ので、
一緒にお詣りしてきました(ので?)

四四田の頭よくなーれ(切実)
荏柄天神様に一瞬寄り道しましたが、
瑞泉寺さんまでは、ほぼほぼ一本道をてくてく歩きます。
途中鎌倉宮さんを右に逸れるのですが曲がる感覚というよりは鎌倉宮さんに沿って歩く感覚……。

さすが観光地
この辺は鎌倉観光でもディープスポットなので、すれ違う人もまばらです。
でもいないことはない。
地元の方もいらっしゃいますし。
あたりはすっかり紅葉していまして、眺めながら歩くのも楽しかった。
見えてる景色は違うだろうけれど、
あと正確なルートも知らないけれど、
推しと同じ道歩いてることになるかもしれないわけでだな。
それだけで楽しいぞ。
荏柄天神様から歩いて10分ほどで、
瑞泉寺さんの寺標とおぼしきものが見えてきました!

アクスタと撮ろうとしたらボケたので寺標だけ。


山門を越えてほんの数分でお寺の入り口です。
入山料をこちらでお支払いします。
200円でした。
瑞泉寺といえば、開山(お寺を開いた僧侶)である夢窓国師のお庭も見られるので有名です。
夢窓国師は鎌倉時代の僧侶かつ作庭家。
つまりは庭を作るデザイナー的な存在(と四四田は認識している)。
日本の庭園といえばいわゆる枯山水的なイメージがあるかと思いますが、あのスタイルは室町時代に確立されているのだそう。そこに深く影響を与えたのが作庭家夢窓国師でした。個人的にとても憧れている夢窓国師の庭、楽しみです。入山料200円で本当に良いんですかという気持ちでいっぱいになりながら中へ入ります。
夢窓国師についてはまあ例によってWikipediaをだな……各自読んでおいてください。
入山料を払った入口を通ると左側にお庭がありますが、お寺は右側の山のほうです。

結構な勾配の階段が見える……

ちょっとここで不安になる四四田。
鎌倉て入り口から本堂まで結構な道を行かなきゃならないお寺わりとある……。
しかし、
四四田は行く。

と、覚悟を決めて登ったんですが、
階段そこまでじゃなかった。短かった。平気だった。
ただ勾配がそこそこあるので疲れちゃう人もいるかもしれません。

日が良かったのでしょうか。山門に花嫁さんが。
おめでとうございます。
邪魔にならないようにどうやって山門くぐろうかなあと思ってふっと目線をやった先に、
あったーーーー!

四四田、急遽の思いつきでここまできたから何も知らないで来ており、どこに石碑があるのかとか全然知らなかったんです。
ついてすぐに石碑に気が付けたのは花嫁さんのおかげですね。山門を素直にくぐってたら境内で迷ってたかもしれません。ありがとう!

推しアクスタとしみじみとするひととき
四四田は階段広いほうを登ってきたのですが、細いほうを登ってくると目の前に石碑が来るような位置関係です。

この道を松陰さん本人も登ったんですかね。
正直ついて早々に目的が果たされてしまいもう大満足状態なのですが、第二の目的である夢窓国師の庭を見なくてはならない。

山門を入って本堂にお参り、
鐘撞堂(勝手についちゃダメですよ)、
地蔵堂(参道両サイドには松陰さんのご縁でしょうか、萩市からの植樹がありました)、
を通過して本堂裏手側に、

どーーーんと夢窓国師のお庭が。
中には入れませんが柵のこちらから見ていても迫力があります。
満足。とても満足。
しばーらくボーっと眺めさせていただきました。
鎌倉時代にはあったそうなので、
松陰さんも同じものを見たのかな
という大変聖地巡礼らしい思いの馳せ方をしました。これぞゆかりのある地を巡る醍醐味。

住職のお身内ですからね、
本堂に滞在したりしたんですかね。
四四田は令和の一般市民なのでこの辺までしか鑑賞できませんが、とても楽しかったです。

境内からは天気がいいと富士山が見えるそうですが、この日は気温が高すぎたのか若干けぶってしまって瑞泉寺さんからは見えませんでした。
このあと別の場所からはしっかり冠雪した富士山を見ました。
境内にはさまざまな文人の文学碑もあるので、そのあたり注目するのも有意義です。

瑞泉寺を降りてからの帰り道は、道を覚えられたので鎌倉駅までのしのしと歩きました。
途中永福寺跡地で推しと紅葉の撮影大会を一人開くなどす。


あとじつは北鎌倉にも寄っていてだいすきな茶寮風花さんにも行ってたりする。

隙間時間の思いつきのわりに堪能しまくっています。楽しかったです。
推し、弾丸鎌倉旅に付き合ってくれてありがとう。
来年はきっと下田にも行こうね。
四四田、「踏海の朝」が見たいんだ!
下田市観光協会さんの記事を勝手にシェアしながら今日はおしまいです。
冬至だったのに全然冬至っぽい話してませんが、四四田ちゃんとカボチャたべました。
えらい。