リーダーの仮面
『リーダーの仮面』
識学の代表取締役、安藤広大さんによる著書。目から鱗のマネジメント論が、わかりやすくまとめられています。
これを実践してみて、どこまでを採り入れるべきか自分自身もトライしていきたいと思います。以下、ポイントをまとめたものを紹介します。
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リーダーの仕事のゴールは、
部下を成長させ、チームの成果を最大化させること
いかなるときも「個人的な感情」を横におくことが必要。
人間は上がった感情は必ず下がるようにできている
だからこそ、モチベーションの有無や個人差によらない
「理論」が大事になる。
リーダーの役割は、部下たちのモチベーションを上げることではなく
成長させること。
チームの結果を最大化させるために、
リーダーが見るべきポイント
①ルール
場の空気だけではなく、言語化されたルールをつくる
行動のルール:会社が設定した目標と連動したルール
守れる場合と守れない場合がある。
例)1日に10件営業周りをする
姿勢のルール:やろうと思えば、誰でも守ることができる
全員が守れる範囲で統一すべき
大事なのはルールがないことによるストレスから部下たちを
自由にすること
目の前の人間関係の問題を考えなくなり、メンバーたちが
迷わずに業務を遂行するようになる。
②位置
対等でなく、上下の立場からコミュニケーションする
高い位置にいる人は、未来を見据えて決断し、行動する責任を背負う
リーダーがすべきは、「誰から評価されるのかを理解させること」
リーダーは感情による評価をせずに、平等にみること
機械的な報告・連絡・相談をさせること
上司が相談にのっていいのは、
「部下の権限ではきめられないこと」を決める時
「部下が自分で決めていい範囲なのかどうか」を迷った時
③利益
人間的な魅力でなく、利益の有無で人を動かす
先に「集団の利益アップ」があり、そのあとに「個人の利益アップ」がある
というのが正しい順番
リーダーは、チーム全体のパフォーマンスに視点を置くことが大切
個人が追求することで会社が利益をえるものは「成長」のみ。
成長という利益を追い求める限り、会社と利益相反はおこさない
「このままじゃ駄目だ」という危機感があり、それを現在いるところで
乗り越えようとすると、成長につながる。率先して勉強したり、
業務を改善したりして、自分で考えるようになるから。
これを生み出すのが、「いい緊張感」である。
「いい緊張感」を醸成していくためには、
「言い訳をなくしていくコミュニケーション」が効果的。
リーダーはあくまで淡々と事実を確認すること。
仕事の意味や価値観は、自分自身でみつけるものであって、
人から押し付けられるものでない。だから、仕事の価値観を
伝えて心を動かそうとする行為は逆効果。
健全な競争状態があることが、組織として一番良い状態。
そのためには、部下たちが不平等感なく、フェアな状態にあることが大事。
④結果
プロセスを評価するのではなく、結果だけを見る
仕事ができる人は、「評価者が求める成果を出せる人」
社内で人気のあるメンバーを評価したり、リーダーと距離が近くて仲の良い
部下を評価したりしはじめると、チームの結果はついてこなくなる
リーダーは、「点と点」の管理術をおこなうべき
最初に「目標設定」してちゃんと仕事を任せる
最後に「結果」を報告してもらい、評価する
目標設定する際には、必ず「期限」と「状態」を提示する
例)今月中に3件の契約を成約させること
過去の自分のやり方を押し付けるのはNG
見かねて手を貸してしまうと、部下が失敗から学べるチャンスを奪ってしまう。
結果報告の際にすることは、「できなかったことを指摘して、認識させること」
全員平等に、言語化して詰めることが大事
⑤成長
目の前の成果ではなく、未来の成長を選ぶ
部下は仕事の「結果」とリーダーからの「評価」のギャップをうめていくことで、成長する
日頃からリーダーがフェアに接していることが大事。
組織は成長の場を提供するのみ
人は経験とともにしか変わらない
リーダーは早く目標を与えて、「1回やらせてみる」。それが最も部下を成長させる
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