四の五の言わずに足で稼ぐ広告戦略
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは、足で稼ぐ広告戦略。
テレビCMやSNS広告といったメディアに情報を掲載することが、いわゆる広告だと認知されていると思うのですが、地道に足を使って宣伝することも大事だと思うんです。
つまりは、直接見込み顧客に会いに行って話をする。
めんどくさいし、うざがられることもあるからやりたがる人は少ない。
だからこそ、チャンスがあるしお客さんの生の声が聞ける。
過去にポスティングが最強なんていう記事も書きましたが、マジで強いですよ。足で稼ぐ広告戦略は。
ポスティングに関する過去記事はこちら↓↓
商品を売りたい、店舗に集客したい、そんなあなたほど足で稼ぐ広告戦略が必要かもしれません。
メディアに掲載すること=広告じゃない
ブランディングはファンづくり。
ファンをつくるにはまずは知ってもらわないといけない。
そのためには広告が大切だったりします。
つまり、広く告げること。
「こんな商品なんです」「こんな会社なんです」「こんな人間です」といったことを世間に発信して、知ってもらう。
その中の一部の人達に好きになってもらう。
それがブランディングのプロセスです。
で、これまでの時代は「メディアに掲載すること=広告」という考えが根強かったと思います。
例えば、テレビCMや新聞広告、ラジオ、雑誌、電車の中吊りなんかが有名でしょうか。
つまりは、多くの人が目にする場所に広告を掲載することで、広く告げるということ。
今ではSNSやYou Tubeの広告のボリュームが増えていますが、基本的に考え方は同じだと思っていて、インフルエンサーに商品を紹介してもらったり、チャンネル登録者数が多いYouTuberに商品を紹介してもらったり。
でも果たして広告はそれだけかといったらそうじゃないと思うんです。
Web広告の運用をしたこともありますし、アフィリエイターとして商品を紹介したこともあります。データが溜まるし、どんどん効率的にリーチできるようにもなりました。
ただ、それはあくまでデータの話であって、傾向だったりします。
特に新潟のような地方で商品やサービスを販売したり、店舗やイベントに集客するにはどちらかといえば、足で稼ぐ地道な広報活動だと思うんです。
売り手が買い手に直接商品の魅力を伝えるって商売の基本だと思うんです。
それが、間に広告代理店といった他社が入ることで日本経済は発展したわけですが、基本は忘れてはいけないし、今だからこそ足で稼ぐことが効果的だと考えています。
今日も足で稼いできました
実は今日も3時間以上かけて広報活動をしてきました。
今年からスタートしたサービス、「Niigata Kitchencar Boogie」の宣伝です。
新潟市万代にある、「ラブラ」と「ラブラ2」という商業施設に入っているテナントを1軒1軒回って、「キッチンカーを出店しているです」と伝えまくりました。
実際に万代でのキッチンカーの出店は7月から始まっていました。
だけど、売上が良くない。
出店している状況を見ていて感じたのは、万代で働いている人が買いに来てくれてないということ。
もともと、万代シテイにキッチンカーを出店したかったのは、新潟のトレンド発信基地である万代で働いている人達が、コンビニやイオンの食品売り場で買ったお弁当よりも、おしゃれで個性豊かなキッチンカーでランチを買って楽しんでいる風景をつくりたかったから。
だから、チラシを持って1店舗ずつその想いを伝えて歩きました。
結果としてはマジでやってよかったです。
それは、今日話をした8割の人がキッチンカーが出店していること自体を知らなかったから。
さらに、残りの2割は知ってはいるけど買ったことがない人。
つまり、今日話をした何十人の人々は、毎日万代に出勤しながらも一度もキッチンカーを利用してくれていなかったんです。
でもこれがリアル。
人通りの多い場所に店を出せば認知が広まるのではなくて、届けたい人に地道に届け続けないと広まっていかない。
ビジネスはたまたまうまくいくこともあるかもしれませんが、地道な努力をせずに成功し続けるのは難しいとも思っています。
だから、早いうちから泥臭く足で稼ぐことから逃げちゃいけない。
めちゃくちゃめんどくさいし、人によってはうざがられたりもします。
だからみんなやりたがらない。
みんなやりたがらないからこそ、やったら目立つし伝わる。
周りの会社がやってることを真似したって埋もれるだけ。
お客さんにどうやったら情報を伝えられるか。それを考えて地道に足で稼ぐことって本当に大切だと考えています。
これからも足で稼ぎます
実は直近で別のサービスでも足で稼ごうと思っています。
それは、新潟県産小麦を栽培してくれる農家さんを探すこと。
農家さん一人一人に会いに行って、「小麦栽培してみませんか?」っていう話をしてまわろうと思っています。
私達は、パンやラーメン、パスタ、お菓子といった小麦製品を毎日食べていますが、そのほとんどが海外(アメリカ・カナダ・オーストラリア)から輸入された小麦で作られています。
今後、インドや中国といった経済発展している国々が日本よりも高い価格で買うとなって、日本が小麦を輸入できない時代が来るかもしれません。
また、コロナのような感染症が流行することで、国同士の貿易にも支障が出るかもしれません。
となれば、国内で需要があって、供給できるのであればそのシステムを作るべきだと思うんです。
要は、新潟県内で小麦粉の需要があるのであれば、原料の小麦を県内で作れればいいじゃんっていう話。
需要が無いものを無理やり作るのではなくて、すでに需要があるのに海外からの輸入に頼っているのって危なくない?
しかも、新潟って農業県でしょ?
だったらやろうよ!
もちろん、むやみやたらに生産者さんを増やそうとは思っていません。
小麦粉を使ったパンやラーメンをつくってくれるお店も増やさないといけないし、輸入原料と比べて単価が高くなるので、価格が高くても買ってもらえるようなブランディングも欠かせません。
プロジェクトの全体を見ながら、新潟県産小麦を普及させて、自分たちで食べるものは自分たちで作るっていう当たり前の仕組みを創っていこうと思います。
大変な道のりになることは確定していますので、応援よろしくお願い致します!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴