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コンセプトや企業理念は達成できない!なぜなら・・・

新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。

Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。

今日のテーマは「コンセプト」。

ブランディング(ファンづくり)にはコンセプト(企業理念)が欠かせません。

ですが、このコンセプト(企業理念)は数値目標ではありませんので、達成することができません。

目的、目標、手段をごちゃまぜにしてたら絶対にブランディングは成功しない。

めちゃくちゃ大事なポイントなので、ぜひ一緒に考えてみましょう!

コンセプトをつくってますか?

「ブランディング」という言葉は、次第に一般的な言葉になってきたのではないでしょうか?

新潟ではまだまだかな?

今後ビジネスの現場では、間違いなくブランディングが必要になるし、ブランディングという言葉は、どんどん浸透していくはずです。

で、ブランディングにはコンセプトが欠かせないと考えています。

ブランディングとはファンづくりです。

例えば、商品のブランディングであれば、その商品のファンをつくって増やすことだし、会社のブランディングであれば、その会社のファンをつくって増やすことです。

つまり、ブランドとはファンがいる存在。ファンがいないブランドはありえません。

だから、エルメスやシャネルのうような高級ブランドだけではなく、ユニクロだって、しまむらもだって、ドン・キホーテだって、ファンがいますからブランドであることは間違いありません。

では、コンセプトは何か。

亀山が考えるコンセプトとは、そのブランドが存在する理由。大義名分であり、なぜそのブランドが生まれたのか。

例えば、亀山(Narashika)のコンセプトは「新潟にグルーヴを」です。

これは、新潟にグルーヴを生み出したいから亀山(Narashika)が存在しているということ。

ブランディングを勉強し始めると、いろいろな用語が出てきます。

ビジョン
ミッション
ベネフィット
バリュー
コンセプト


きっと分かる人にはわかるのですが、こういう用語って覚えたり、考えたりすることで満足してしまうという危険性もあると思っています。

だから、亀山としてはもっと単純に考えて欲しいと思っていて、「ブランディングを始めるにはまずコンセプトを考えましょう!」とお伝えしています。

うちの会社のビジョンは〇〇で〜
ミッションは△△で〜
ベネフィットは□□で〜
バリューは◇◇で〜

って、決めることで満足してしまうのが目的ではなく、具体的な行動を起こすことでビジネスを成功させることが目的です。

そのためには、カッコよくてそれっぽい言葉をいろいろと設定するよりも、自分たちが存在する理由だけをコンセプトとして言語化するようにしています。

コンセプトは企業理念とも言えます。うちの会社はどんな未来をつくるのか、なぜうちの会社が生まれたのか、という視点で見ると、同義と捉えられます。

もし、あなたの会社にコンセプトが無かったり、コンセプト(企業理念)はあるけど他社とかぶってたりする場合は、今すぐにつくることをおすすめします。

なぜなら、コンセプトは進むべき方向を確認できるものさしであり、モチベーションを上げるやる気スイッチだからです。

どんな素晴らしいデザインの商品だろうが、今までにない便利なサービスだろうが、なぜそれらが存在する理由がはっきりしていなければ、金稼ぎを優先してしまうことだってあります。

もっとも大切にしなければいけないのは、あなたのブランドがなぜ生まれて、どんな未来をつくるのかであり、お金ではありません。

コンセプトは達成できない!

で、コンセプト(企業理念)は決して達成できるものではないことを理解しておくことが大切です。

あなたの気持ち、わかります。

その「?」を全力で無くすのでもう少しお付き合いください。

そのブランドが存在する理由や、そもそも生まれた理由、どんな未来をつくるのかといったことを言語化したのが、企業理念でありコンセプトです。

つまり、「こんな世界をつくりたい!」っていうことです。

例えば、ディズニーランドは「魔法の国」、星野リゾート界のコンセプトは「王道なのにあたらしい」、スタバは「第三の場所」というコンセプトです。

これらって、終わりがないものばかり。

どこまていったら魔法の国なのか、王道なのにあたらしいのか、第三の場所なのかって、ゴールがないんです。

つまり達成できるものじゃない。

私、Narashikaのコンセプト「新潟にグルーヴを」もそうです。

終わりがないチャレンジです。

言い換えるなら、コンセプトは数値目標ではないということ。

売上100億円とか、全国1万店舗とかっていう数値目標はコンセプトではなく、その数値目標を達成した後に実現できる未来のこと。

だから、コンセプトは一生達成できないもの。

どれだけ手を伸ばしても届かない北極星的な存在なわけです。

最近読んだOWNDAYSの田中修治社長の書籍「大きな嘘の木の下で」でも全く同じことが書かれていて、「やっぱそうだよね」ってなりました。

とりあえずポチってみてください↓↓


目的と目標と手段

「大きな嘘の木の下で」で紹介されていた、目的と目標と手段の違いがバチッと書かれていて、しっかり腑に落ちたのでご紹介しておきたいです。

《目的》
実現しよう、成し遂げようと目指す事柄

《目標》
目的に向かって、どれほど自分たちが成長できたかを誰でも簡単に理解できるように「数字」で設定されたもの

《手段》
目標を達成するべき具体的な行動

目的は概念、目標は数字、手段は行動です。

ここで注意しないといけないのは、目的と手段がごちゃごちゃになること。

つまり、目的を達成するための手段なのに、いつしか手段が目的化してしまう例のやつ。

「家族で幸せに暮らす」っていう目的があるから、「働いてお金を稼ぐ」という手段があるのに、いつしかお金を稼ぐことが目的になり、家族を顧みなくなるっていう例のやつ。

お金が無くても家族で幸せに暮らせるなら目的達成なのに、どれだけお金を稼げるかで頭がいっぱいになってしまっては本末転倒。

あくまで進むすべき方向は目的として定めたコンセプトであり、企業理念です。

それを見失ってはいけません。

あなたの会社は何のために存在していますか?

あなたの商品はなぜ生まれましたか?

あなたはなぜ働いていますか?

まとめ

・現代で生き残るにはブランディングは必要不可欠
・ブランディングにはコンセプトづくりが必要不可欠
・コンセプトはそのブランドが存在する理由であり、達成した事柄だから達成できるものではない
・目的、目標、手段をごちゃまぜにしてはいけない

あなたの会社や商品が生き残り続けるには、ファンが必要です。

ファンをつくるにはコンセプトをつくり、共感してもらわなければいけません。

そのためには、他の会社にも当てはまるような、ありきたりの言葉ではなく、唯一無二の言葉でコンセプトをつくることが大切。

だから、コンセプトづくりは難しい!

ブランディングプロデューサーはコンセプトづくりが一番の仕事と言っても過言ではありません。

自分だけで考えるだけではなく、客観的な目線でコンセプトを考えたほうがいいことも多いです。

亀山じゃなくてもいいので、ぜひだれかを頼ってもいいから、あなたにぴったりで唯一無二のコンセプトをつくってください!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

それでは!

ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友樹



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