ひとりになる勇気
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは「ひとり」。
なんだか寂しそうな雰囲気が漂いますが、そんなことありませんのでご安心ください。
仕事ってなにかしらの課題をクリアするためものだと思っていて、そのためにはどんどん新しいアイデアが必要なず。
だからアイデアを生み出し続けないといけない。
そんな時には、1人で考えることが重要じゃない?っていうお話です。
何かを生み出す時に、ひとりになる
最近仕事を溜めてしまっている亀山です。
どんな仕事かというと、考える仕事。
つまり、企画ですね。
依頼者のファンを増やすためにはどんな取り組みをすればいいか、どんな風に伝えればいいのか。
そんなことを1日中考えているわけです。
で、会社員でいるときは、自分以外の誰かが持ってきてくれたアイデアにヤンヤ言っていればよかったのですが、今はそうはいきません。
自分がやらなきゃゼロ。
何も生まれません。
だから、必死こいてクライアントの過去、現在、未来を想像して、企画を考えます。
こういう何かを生み出すために考える時間て、やっぱり一人の時間をつくらないと難しいと思っていて、ひとりごとも自由に言えて、メモりたいことがすぐにメモれて、調べたいものがすぐに調べられる、電話がならない、っていう環境をつくるのが理想かなと。
で、環境を整えて、考えを巡らせるわけですね。
「これもちがう、あれもちがう」って、アイデアを出しては消していく作業を繰り替えします。
しばらくすると、「これじゃん !」っていうA案が出てきます。
テンションが上って、「それだったら〜」っていう具合にどんどん膨らませていく。
ですが、亀山の場合、最初に出てきたA案は、ほぼほぼボツにします。
これは、松浦弥太郎の本に書いてあった内容で、「A案とB案はではなく、C案を出そう」っていう言葉を参考にしています。
実際に、自分が最初に考えたA案と、次に生まれたB案よりも、それらをガッチャンコしたC案の方がいいアイデアだったことが多々あるので、最初に「これじゃん!」っていうアイデアが出ても、「まだまだA案だから、C案までだそう」と心がけています。
っていう具合に、アイデアを生み出す時には、1人で考えを巡らせるわけです。
他の誰かに頼ることも大切ですが、自分がどう思うのか、どう感じているのかということをはっきりさせることで、アイデアに重みが出るはず。
だから、まずは考えて、出し切って、生み出してみる。
これを1人でやってます。
辛いけど、おもろいよ。
自分と向き合う時間がどれだけ重要か
で、こんな風に、仕事のアイデアを考えている時って、自分自身と向き合っている時間でもあるんですよね。
もうひとりの自分と会話している感じ。
サッカーの本田圭佑さんが、「リトル・ホンダ」と表現したように、亀山にも「リトル・トモキ」がいると思ってます。
「こんな企画どう?」
「こんなネーミングどう?」
「ダサいかな?」
「シャレこきすぎかな?」
「これ以上は無いかな?」
いろんなことを問いかけます。
単純に、洗練されて良いアイデアが生まれることも目的ですが、なんだかこの自分と向き合う時間て、大人になった私達にとって、めちゃくちゃ重要な時間なようにも感じるんですよね。
子供のころって、自分のことばっかり考えていればよかったから、自分と向き合う時間て多かったと思います。
ですが、大人になると、仕事のこと、子育てのこと、お金のコト、近所付き合いのこと、、、っていう風に自分自身の感情以外のことを考えることが増えて、自分自身と向き合う時間が減ってる気がします。
これは避けられないことだとは思うし、子供では経験ができなかったことを経験していることであることは間違いないです。
ですが、今目の前で起きていることに対してどう感じたのか、これからどうしたいと考えているのかといったことに向き合う時間てめちゃくちゃ大事だと思うんですよね。
毎日忙しいし、仕事や子育てに追われてしまいがちですが、自分はどう思うのか、どうしたいのか、とかって自分に聴いてあげることは自分にしかできないことだとおもうので、これからも時間を取って向き合っていこうと思います。
でも、独りにはならない
ここまで、1人で考えるとか、自分と向き合うことが重要とかって書きましたが、あくまで1人の時間をつくっているだけで、独りになってはいけないと思っています。
仕事のアイデアを考えるときにも、依頼者の要望を汲んでエンドユーザーを喜ばせなければいけませんので、決して亀山がやりたいことを考えてはいけません。
これからどうやって生きていきたいのかを考えるときにも、自分が幸せにしたい誰かを想像した上で、考えるわけですよね。
自分の人生ですから自分の選んだ道を進むべきなのは間違いありませんが、独りで生きていけるわけではありません。そこには必ず自分以外の誰かがいて、その人達と一緒に仕事をしたり、遊んだりして暮らしていくわけです。
だから、あくまで考える時間は1人だけど、誰かと一緒に過ごす暮らしを豊かにするために1人になっているだけで、決して独りよがりになってはだめ。
「どーせ俺なんて」とか「別に独りで平気だし」と言って、部屋に閉じこもりたくなる気持ちもわかりますが、やっぱり誰かと一緒に楽しいことしたり、苦しいことを乗り越えたりしたほうが、人間らしくて豊かじゃないですか?
人間として生まれた以上、人間らしく暮らしたいなーって思うので、これからも独りにならないように意識しながら、1人の時間を大切にしていこうと思います。
まとめ
・仕事のアイデアを考えるのは1人がいい
・もうひとりの自分に問いかけるように自問自答する
・自分自身と向き合う時間は大人になると減るから大切にしている
・あくまで1人で考えるけど、アイデアの中身が独りよがりになってはだめ
・誰かと一緒に楽しいことしたり、辛いことを乗り越えたりしたほうが人間らしくて好き
考えることが大好きな亀山ですが、余計なことも考えちゃってパンクしそうになることが多いんです・・・(反省)
でもでも、ブランディングプロデューサーっていう仕事は、クライアントのファンをどうやって増やすかを考え続ける仕事なので、「余計なことも考えるぐらいが丁度いいでしょ!」と自分に言い聞かせて、乗り越えてます。
みなさんはどれくらい1人で考えてますか?
どれくらい自分自身と向き合っていますか?
もし、あなたが最近そんなに時間を取れていないのであれば、ちょっと時間を取ってみてはいかがでしょうか?
スッキリすることや新しい発見があるかもしれませんよ?
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴