石本商店から学ぶ、ファンづくりの心得
ステイホームでビールを飲む量が増え、そろそろ痛風とか気にしたほうがいいのかなと、感じている32歳目前、亀山です。
タバコもギャンブルもしないけど、ビールはやめられねぇ・・・
さて、今日は「ごまうふふ」が人気の石本商店から、ファンづくり(ブランディングに)について学ぼう!という話。
おじいちゃんからお店を継いだ、現店主の大島くんを見ていて、「すげぇなぁ」と思うことが多いし、見習うべきだなと思ったので、まとめてみました!
完全に亀山の主観です!
石本商店を知ってる?
まずは、石本商店について。
亀田に住んでいる方には、おなじみだと思いますが、袋津という地域にお店を構える金物屋です。
正確には、「でした」かな。
これまで40年以上に渡って金物屋として営業しながら、ごま豆腐を販売してきました。
そして、現在の店主・大島くんが店を継いで、ごま豆腐の商品名を「ごまうふふ」に変更。
クラウドファンディングでキッチンカーを購入して、移動販売にも挑戦。
なんと、今度は店舗を改修してカレー屋になるそうです!笑
まとめると、じいちゃんが始めたお店を孫が継いで、今一生懸命頑張ってるお店なんです。
ごまうふふが作ったファン
で、店主の大島くんがおじいちゃんから店を継いでから、看板商品のごま豆腐を「ごまうふふ」という商品名に変えて、キッチンカーとして移動販売も始めた結果。
今では、めちゃくちゃファンが増えてます。
実際に、亀山が企画した「Niigata Kitchencar Boogie」で住宅街に出店してくれた時に、遠方のお客さんが何組も。
「予約したんですけどー」ってやってくるお客さんが多いこと多いこと。
これってマジですごい!
今までは、大島くん一人でしたが、これからは奥さんと一緒にやっていくようです。
で、お伝えしたいのは、大島くんがなぜこんなにファンが多いのか。
SNSやってるから?
メディア露出が多いから?
移動販売で顔を売ってるから?
クラウドファンディングやったから?
ごまうふふのデザインがかわいいから?
亀山は、全部だと思います。
まじで行動力がエグい。
Instagram、Twitter、FacebookなどもSNSで投稿しているのはもちろん、新潟直送計画やBASEショップなどのECサイトのページも持ってます。
そして、リアルな出店も、委託販売の場所も営業して増やしてます。
そんな行動力がある大島くんだからこそ、クラウドファンディング大成功。
つまり、大島くんを応援したくなってるんですよね。みんなが。
大島くんと話をしていても、「やってみてだめだったらまた考えます!」っていうフットワークの軽さが伺えます。
悪く言えば無鉄砲ですが、亀山的にはめちゃくちゃいまっぽいと思ってます。
だって、行動力がある人って「次何やるの!?」って期待しちゃうじゃないですか。たとえ、うまくいかなくても挑戦してる姿勢が心を打つんですよね。
だから、大島くんが突然カレー屋をやるってなってら、既存ファンが盛り上がって、そのファンを見てまた新しいファンが増える。
言うなら、ワンピースのルフィ的な感じ?
誰よりも行動力する、その情報をSNSで発信する、メディアが取り上げる、共感する人が集まる、さらに行動する、情報が拡散される、ファンが増える。
良いループが生まれていくわけです。
もちろん、ごま豆腐自体のクオリティが高いのもありますが、やっぱり大島くんの行動力。
だから、表面的に大島くんを真似してもたぶんうまくいかないと思います。
動いて、失敗して、改善して、また動く。しかも早く。
そういうところを真似したいですよね!
他のカレー屋さんはマネできない
で、大島夫妻はこれまで金物屋だったお店を改修してカレー屋を始めます。
「カレー屋を開業する」だけ切り取ると、「大丈夫?」って心配になる人もいると思います。
だって、ココイチもすき家のカレーもそこそこ上手くて安い。
個人でやってるカレー屋さんも多い。
「いくら新潟県民がカレー好きだからって、今からカレー屋をやるのって難しいんじゃ・・・」と思った方も多いハズ。
でも、他のカレー屋さんとは全然違うんですよね。スタートが。
すでにファンがいるので、まっさらな状態で開業するのとは全然違うんですよね。
ファンがいるから、価格競争にはなりづらいし、他のカレー屋さんが真似できないお店になります。
大島夫婦にしかできないお店が。
だから、お客さんは単にカレー屋に行くんじゃなくて、「大島夫婦のお店に行く」わけです。
つまり、大島夫婦のお店はただ腹を満たす(役に立つ)お店ではなく、わざわざ行く意味があるということ。
この「意味」がマジで重要。
役に立つより、ならではの意味をもつ
テクノロジーが進化したことで、モノと情報が溢れているのが現代です。
つまり、美味しいごま豆腐やカレーを作ろうと思ったら、情報が溢れているからレシピは調べればわかるし、モノが溢れているから調理器具も以前より安くなってきているので、割と誰でもできちゃう。
だから、どのお店もそれなりのレベルの味を再現することが簡単になったわけです。
となったら、味だけを売りにしているお店は、資本力のある大手には絶対勝てません。
コスパを売りにするのは大手に任せて、自分のお店にわざわざ来てくれる意味をつくりましょう!
大島くんの場合は、ごま豆腐やカレーといった商品、SNSでの情報、キッチンカーの移動販売、メディア露出、そしてデザインで石本商店の世界観を作っていると思います。
この世界観を試行錯誤しながら作っていき、ファンを少しずつ増やしていく。
それがブランディングであり、ファンがいる状態こそ「ブランド」です。
まとめ
・石本商店の大島くんは抜群の行動力でファンを増やしている
・個人事業主が大手に立ち向かうには、「役に立つ」じゃなくて「意味がある」
・ファンを増やすのがブランディング、ファンがいる状態がブランド
亀田生まれ亀田育ちの亀山としては、大島くんの行動力には本当に驚かされます。
自分なんてまだまだだなと。
そして、ごまうふふのデザインが、結婚をきっかけにますます似合ってきていることに、おじさんは嬉しくもあり、嫉妬心もあります。笑
ぜひ、あなたも今後の石本商店をチェック!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴
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