広告費を払う前に考えたいこと
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは「有料広告にお金を使う前に考えたいこと」。
ビジネスをやっている以上私達は、「商品を売りたい」「売上を上げたい」と考えます。
そして、そのためには広告費を支払って売上を伸ばそうとしがち。
でもでもでも、Google広告やホットペッパーといった、他社の広告に安易にお金をつぎ込むのはちょっと待った!
自分達でできることもいっぱいあると思うんです。
今日はそんな話!
つい、広告費を払いがちな私達
ビジネスの基本は、商品やサービスをつくって売ること。
つまり、お客さんにモノや体験を買ってもらうことで成り立っています。
そして、売上を増やすためには広告費を支払ってしまいがち。
例えば、飲食店や美容室などの店舗ビジネスなら、リクルートのホットペッパーに登録して、月額で広告費を払って、お客さんにお店の存在を知ってもうみたいな。
また、住宅メーカーであれば「新潟市 中央区 新築」といった検索キーワードに合わせて広告を表示させるリスティング広告を使ったりします。
こんな風に、私達は売上を伸ばすために、広告費を使うことは当然のように考えているフシがあります。
でも、果たしてそうでしょうか。
確かに広告費を支払うことで売上という成果を出すためには効果的なタイミングもあります。
ただ、必ずしも広告費が払うことだけが正解じゃないと思っています。
亀山もWeb広告で集客をしたこともあるので、別に広告を否定しているわけではありません。
あくまで、「他にも選択肢があるのではないか」ということです。
広告費を払う前にできることもある
SNS広告であったり、ホットペッパーのような媒体に登録したりという、有料広告を利用することで、ビジネスで良い成果がでることはいっぱいあると思います。
だって、成果が出ているから広告費があつまり、成長している分野なわけなので。
ただ、そういった有料広告にお金を支払う前に自分達でできる販促もあると思います。
例えば、社員一人一人がSNSで情報を発信すること。
社員の仕事が増えていることは間違いありませんが、Web広告や他社の媒体掲載にお金を払うという有料広告に比べたら、仕事の合間にもできます。
それに、SNSで情報を発信しようと思うと、会社や商品のいいところを探し始めます。
「どういう魅力があるかな?」「どんな風に伝えたらお客さんに響くかな?」といったことを考えて投稿することで、安易に広告費を払うよりも効果的な場合も多いはず。
メガネを販売するOWNDAYSはまさにこの戦略を実施していて、社員が個人でSNSアカウントを持って、一人一人にフォロワーがついています。
ただお店の宣伝をする投稿をし続けるわけではなく、社員のパーソナルな近況を都度ツイートすることで、社員にファンがついてくる。
つまり、「〇〇さんがいるからお店にいく」っていう状況をつくっているわけです。
このような個人のSNSアカウントにフォロワーを増やすのは難しいし、めんどいです。
でも、そこをサボって安易に他社が運用する広告にお金を投げ込むのは思考停止な気がします。
OWNDAYSのように、インターネットを使った地道な営業活動はどこまでいっても必要だと思います。
それと、ポスティングも有効だと思います。
新聞の折込チラシのように、ポスティングも外注することもできるので、有料広告として捉えられがち。
でも、社員が配ったっていいじゃん。とも思っています。
というのは、自分達でポスティングすることで得られる情報は、有料広告では得られないものが多いから。
実際に亀山も自分でポスティングを何度もやったことがあるので、自信を持っていてます。
ポスティングは自分達でやるべき。
ポスティングって、自宅のポストに入れるだけだと思いがちですが、実は違います。
例えば、店舗への集客の場合、近所に住む方にチラシを配るために自分の足で歩いてみると、徒歩圏内にどんな人が住んでいるかがわかります。
「意外と新しく建った家多いなー」とか「平日の昼間にも自宅にいる高齢者が多いんだなー」とか。
そして、ポスティングしていると必ず人に会います。
そこで元気よく挨拶するだけで、Web広告ではできない対面の営業ができます。
例えば、「来月からキャンペーンやります!」などの営業ができるわけです。
すると、「へぇー行ってみようかなー」「面白いことやってるんだねー」といった具合にリアクションしてくれます。
もちろん、良いリアクションばかりじゃありません。
でも、それはそれで、「こういう内容じゃあ響かない人もいるんだなー」っていうデータが貯まります。
そういった自分の足で得たリアルな情報は、間違いなく他社が運用する広告では得られないものです。
売上目標を達成したエステサロンの話
亀山の知り合いで、エステサロンを経営されている方がいます。
本人はあくまで経営者で、施術をするのは雇っている社員です。
数ヶ月前に、「どうやったら売上が上がる?」とか「ホットペッパーでもっと広告費を払うべき?」といった相談を受けました。
話を聴いていると、やっぱりその方も売上を上げるには有料広告を払うことが前提でした。
そこで、亀山がアドバイスしたのは2つ。
1. 売上目標を設定すること
2. お金を払わずにできることを考えること
全然具体的なアドバイスではありません。笑
でも、その時はこのアドバイスが最適だと感じました。
なぜなら、「売上を上げたい」という課題はあるけれど、どれくらい上げたいのかがはっきりしていなかったから。
つまり、ゴールが定まっていないのに走り出している状態。
だから、まずは自分のエステサロンが存続するために必要な売上目標を設定することを提案しました。
売上目標を設定するためには、人件費や家賃、貯金などの経営に関わるお金を計算することが必要です。
このお金の全体像が見えて、具体的な売上目標が見えると迷いが無くなります。
そして、その売上目標を達成するために自分達に今何ができるかを考える。
安易に有料広告に頼るだけではなくて、何かできないかを改めて考えてみることを提案しました。
それからしばらく経った今、「売上目標達成しましたー!」という嬉しい連絡が。
実際に取り組んだことは、サービス内容を見直して客単価を上げたり、会計時に次回予約を積極的に進めたりっていうことだそうです。
そして、自分達で立てた売上目標を自分達が考えた戦略で達成したことで、チームのモチベーションが上がっているとのこと。
安易に広告費を払わなくてもうまくいくことが実際に身近でも起こっています。
もしかしたら、あなたの会社も自分達の努力で売上を上げることができるかもしれません。
まとめ
・売上を上げるためには広告費が必要と思いがち
・SNSで情報発信したり、ポスティングしたりもできる
・実際にエステサロンが有料広告を払わずに売上目標を達成
・改めて自分達にできることを考えてみる
繰り返しになりますが、売上を伸ばすために有料広告が有効な場面も多いです。
ですが、Googleやホットペッパーといった有料広告にお金を払う以外にも自分達でできる宣伝はあるはず。
考えることを諦めないで、試行錯誤することが大切だと思います。
100%成功するビジネスなんてありません。だから一緒に色々なことにトライしていきましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴