売上が先か、投資が先か。やっぱり目的を見失わないことが大切。
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは「投資」について。
株式とか不動産とかに投資するという意味ではなくて、会社の売上を伸ばすために新しい機械を入れるとか商品のデザインをリニューアルするとかっていう意味の投資です。
最近特に思うのですが、「卵が先かニワトリが先か」のように「売上が先か投資が先か」。
つまり、お金(売上)があるから投資できるのか、投資したからお金(売上)がついてくるのか。
結論、正解は無いと思うのですが、間違いなく言えるのは、なぜ売上が欲しいのかという目的を見失わないということ、だれにどんな投資をするのかを考え抜くことの2つ。だと思っています。
あなたはどう考えますか??
お金が無いからできない・・・
フリーランスのブランディングプロデューサーとしてお仕事をさせていただいていると、いろいろな業種の方とお話ができます。
困りごとはそれぞれでみんな違うのですが、共通してぶち当たる課題があります。
それは「金がない」。
例えば、通販サイトを立ち上げて自社商品を販売したいけどお金がない、商品パッケージのデザインをリニューアルしたいけどお金がない、みたいな。
お金が有り余ってしょうがないっていう企業や個人事業主は少数派だと思うので、こういった課題が出るのはある意味当たり前。
だから、悪いことじゃありません。
亀山だって、お金は無い!笑
で、ここで考えるのは、お金は無いけど、無いなりにどうやって売上を伸ばすかと。
つまり、できる範囲の投資で少しずつ売上を伸ばしていこうと考えるわけですよね。
至極真っ当な考え方ですが、そこでちょっと疑問生まれます。
例えば、自社でつくっている「A」という商品の売上をもっと上げたいと思って、パッケージデザインのリニューアルをする場合、きっと目標は「A」の売上を前年比150%にする!とかですよね。で、パッケージデザインを外部のデザイナーに依頼するとします。
これまでに多くの実績を出している実力あるデザイナーに見積もりを取ると100万円だった。この金額は高すぎると判断して、実績はあんまり無いけれど30万円でやってくれる別のデザイナーが現れて、デザインを依頼することになった。
こういうことって結構あるあるだと思ってます。
100万円は出せないけど30万円なら出せる。
つまり、「できる範囲での投資」です。
この場合の30万円の投資は正解だったのでしょうか?
「売上を前年比150%にする」という目標が達成できるのであれば、正解ですよね。
同じ結果が得られるのであれば、できるだけ投資金額は少ないほうがいいですから。
ただ、ここで考えたいのは、果たして100万円の投資と、30万円の投資で同じ結果になるかどうか。
きっと、お金がないことを理由にクオリティを下げたデザインが生まれて、その結果目標を達成できなかったということも少なくないはず。
決して、デザイン料が高いから良いと言っているわけではなくて、あくまで達成しなければいけない目標は「売上を前年比150%する」であり、それを達成できないデザインのリニューアルは、リニューアルすることが目標になってしまっている気がするんです。
今までとは違うおしゃれなデザインにリニューアルできたけど、目標が達成できなかったら、極端に言えば意味がない。
だから、何のためにデザインをリニューアルすのかをやっぱり考える必要があると思います。
目的があって手段があるわけなので、目的を見失ってはいけない。
デザインもサイト制作もイベントも、やろうと思った理由や目的があるはずなので、それを大切にしないと、なんとかひねり出したお金が結局無駄になってしまうこともあると思うんです。
売上を生むために投資する
「売上を前年比150%にしたい!」からパッケージデザインリニューアルという投資をするわけです。
つまり、もっと売上が欲しいからお金を払う。
もっというと、もっとお金が欲しいからお金を払っている。
言い換えるなら、今はお金が無いけど、投資をする。
何が言いたいかというと、投資をするからお金が入ってくるということ。
「現状のままでは売上が上がらない。だから解決策が必要だ。」ってなっているから投資するわけですよね。
つまり、何もしないで売上が上がることはないし、売上を上げるためにはそれなりの投資をしないといけない。
でも、金が無くて良い投資ができないから、課題を解決できない。。。
「卵が先かニワトリが先か」みたいに「売上が先か、投資が先か」ってなってきます。
お金があるから投資できるのか、投資したからお金が手に入るのか。
ここに明確な正解はないと思っています。
いくら1億円投資しても、目標が達成できるとは限らないので。
ただ、やっぱり大切にしたいのは、目的を見失わないこと。
そのプロジェクトの目的や意味を見失わない!
ビジネスは、商品やサービスを販売してお客さんに喜んでもらい、報酬をもらうことで成り立たせるわけです。
で、きっとその商品やサービスを販売しようと思った理由があるはず。ビジネスをする目的や意味ですね。
例えば、1人でも多くの子供達にプログラミングの面白さを知ってもらいたいとか、地元の特産品を全国に届けたいとか。
その目的を達成するための一つの目標として売上があり、手段としてデザインなどの投資があるわけです。
だから、自分たちは何を成し遂げたいのか、誰を喜ばせたいのかをはっきりさせて、そのためにどんな投資が必要かを考えるべきだと思います。
「そんなのわかんねぇよ!」と思っちゃいがちですが、正解は誰にもわかりません。
考えることが大切。
自分たちがビジネスをする目的に向かうためには、どんな投資をすれば良いのか、誰を頼れば良いのか。
わからないからと匙を投げるのは簡単ですが、少なくとも「この人にお願いしたい!」と思える人に出会うまでは、情報を集めまくって、比較して、考えまくった方が良いと思います。
「ゴールに向かうためには、こういうプロセスが必要で、このプロセスを一緒に歩んでいくには、この人だな!」っていうパートナーを見つけるイメージ。
もちろん、あくまで目的を見失わないことが前提です。
目的を見失わずに、そこにたどり着くまでに一緒に頑張れるパートナーを見つけて投資する。
それが今の亀山の考えです。
まとめ
・ビジネスでは、お金が無いから投資できないケースが多い
・でも投資しないと売上が上がらない
・投資は必要不可欠だけど、すればいいわけじゃない
・だれにどんな投資をすればいいかを必死で考えることが必要
良い成果を求めるには、投資が必要です。
ですが、投資すれば良いわけではなく、だれにどんな投資をするかが大切。
だから、情報を集めて、比較して、信頼できるパートナーを見つけることがはじめのいっぽではないでしょうか?
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?