「EELProducts」から学ぶ、愛着から生まれる暮らしの豊かさ
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは「暮らしを豊かにすること」。
豊かさとは、決してお金がいっぱいあって多くのものを所有しているということではなく、あくまで自分の心が健康な状態。
つまり、幸福を感じられているか。
亀山は「人間らしく豊かに生きる」ということを大切にしていて、少しずつですが、自分が人生を楽しめるようなモノを整えています。
その中でやっぱり毎日着る服って大切なんですよね。
服を着ることでワクワクしたり、テンションが上ったりできることは、亀山にとっては豊かな暮らしなんです。
で、今日は亀山が大好きファッションブランド「EEL Products(イールプロダクツ)」と、その素敵さをチラッとご紹介させてください。
それと、身につけるモノに愛着が持てると、暮らしが豊かになるよね?っていう話もついでに。
EEL Products(イールプロダクツ)との出会い
「EEL Products(イールプロダクツ)」というファッションブランドを知ってますか?
東京の中目黒に旗艦店を構えていいて、新潟出身の高橋寛治さんという方がひとりでスタートさせたブランドです。
商品はこんな感じ↓↓
で、亀山はこのEELが大好きなんですよね。
中学とか高校は古着にハマっていて、大学もアパレルのバイヤーになるためにマーケティングのことを勉強したかったから経営学科を選びました。(卒業することにはどっかに置いてきました・・・)
大学生になると、周りの友達は「UNITED ARROWS」や「SHIPS」や「Adam et Rope」などで買い物をしていて、おしゃれにコーディネートしてたわけですが、なーんか人と同じ服を着たくなくなちゃっていました。
で、大学生のある日、ひとりで古町に買い物に行き、店員さんから紹介されたのがEEL。
うまく言葉で表現できないけど、「普通じゃない感」というか「ただでは起きない感」が感じられてすぐに惹かれちゃったんですよね。
コンセプトが素敵
EELの何がいいかって、なんといってもブランドコンセプト。
「ありそうでなかった服を生み出す」
現代はモノが溢れていますよね。
だから、服だってめちゃくちゃな数のブランドがあって、その中でファンを増やしていかないといけない。
そうなった時に、他のブランドと差別化を図るために、奇抜さを求めることってあると思うんです。
「まずは目立たないとだめだ!」みたいな。
でも、ユーザーが本当に求めているラインて、「あっと驚く」ではなく、「ありそうでなかった」だと思うんです。
明治時代にiPhoneがあっても絶対に売れなかったように、先を行き過ぎるとユーザーは喜んでくれない。
だから、その時代、タイミングに合っている「ありそうでなかったもの」を提供し続けることって、商品づくりやブランディングでは必要だと考えています。
単純に目を引けばいいのではなくて、「確かにこういうのあったらいいね!」のライン。
で、機能だけじゃなくてデザイン性や風合いなんかもこのラインをついてくるのがEELなんですよね。
ネーミングが素敵
EELの商品にはすべて名前がついているんです。
普通じゃん?って思いますよね。
でも普通じゃないんです。
それがEELの世界観を表現する大切な要素でもあります。
商品名って普通は、「フレンチリネンシャツ」とか「ワイドデニムパンツ」とかっていう感じですよね。素材とか形状を表現して、それにあとはサイズのS,M,Lがつくイメージ。
でも、EELの商品は、桜を見る時期に着てほしいから「サクラコート」とか、ロールアップせずにそのまま砂浜に出れるように「砂浜デニム」とかっていう風に、その服を着て出かけた情景をイメージできるネーミングなんですよね。
その他にも、オーロラを見に行くときぐらいの極寒にも負けないコートをつくりたいっていう想いを込めた「オーロラマンコート」とか、ある方向から見るとおじさんぽいけど別の方向からみると若々しさを感じられるダサかっこいいズボン「少年パンツ」とか、そそられるネーミングがいっぱい。
これらのネーミングからは、開発に至った経緯や込められた想いも感じられてすごい愛着が湧くんですよね。
「3万円のコート」じゃなくて「お花見に行きたくなるコート」なんですよね。
一気にワクワク感が増しますし、話のネタにもなるし。
「長く使い続けよ」って思わせてくれるひと工夫です。
モノに愛着が持てるって豊かだ
こんな風に、身につけるものに愛着が持てるってすごい豊かだと思うんです。(あくまで個人的な価値観です)
亀山は「人間らしく豊かに生きる」というのを大切にしているので、自分が「豊かだなー」って思える瞬間をいっぱいつくろうと意識しています。
そんな中で、自分が着る服に愛着を持って長く着続けられることって、心を豊かにしてくれると感じているんです。
買うときも、着るときも、洗濯するときも、干すときも、畳むときも、単なる服ではなく、自分にとっては特別な存在に思えると、作業ではなくなるイメージ。
ちょっと話は変わりますが、実家を出てはじめて気付いたことがあります。「食器洗うのってマジ面倒くさい」って。
「なんで毎日洗わなきゃいけないんだよ!」「食べるために洗ってるのか洗うために食べてるのかわからん!」ぐらいまで思っちゃいました。
でも、もしその食器に愛着があれば感じ方は違うと思うんですよね。
自分が気に入ったお気に入りの器だったら、洗うのが面倒くさいなんて思わない。きっと洗う瞬間だって楽しくなれるって。
つまり、モノに愛着が持てると心を整えてくれる。
これが豊かさだなって思います。
食器も服も、暮らしていくには必要なモノだからこそ、自分が好きて愛着が持てるモノを選べると暮らしがグッと豊かに感じられると思うんです。
亀山にとって、EELはそんな存在なんです。
まとめ
・EEL Productsは「ありそうでなかった服を生み出す」ファッションブランド
・その服を着て出かけた情景がイメージできるネーミングが素晴らしい
・世界観がしっかりつくられていて愛着が湧くブランド
・愛着が湧くモノを持てると暮らしが豊かになると思う
仕事や子育てでバタバタしがちな現代人ですが、毎日の暮らしを豊かにできたら良くないですか?
だから、自分が好きで愛着が湧くものを揃えられたら良いですよね。
特に、食器や洋服などのように、暮らしの中でほぼ間違いなく使うものに愛着を持てたら、毎日が楽しくなると思います。
ぜひあなたの暮らしを豊かにしているモノがあれば教えて下さい。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴
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