LASTMAN 第4話の感想@共感!!
皆さん、こんにちは。奈良里紗@楽しく、カジュアルに障害科学に関する情報発信を行っている弱視難聴の研究者です。
さて、ここ最近はLASTMANのおかげで日曜日の夜に会議がはいらなくなりました。笑
今回の事件は痴漢でしたね。
実は、視覚障害のある女性は狙われやすいこともあり、痴漢被害を受けている方は少なくないんです。
眼が見えないということは、目撃証言ができないということになり、立件されないこともあるんです。
法律や社会の精度が、見えることを前提に作られているために、こういうことが生じるわけです。
被害をうけているにも関わらず、立件できないのは悔しいものです。
でも、めちゃくちゃいい警察の方もいるんです。
眼が見えないから目撃証言はできない、だからこそ、普段の数倍の時間をかけて聴取をとって、立件してくれることも。
法律も社会制度も100%じゃない、だからこそ、私たち一人ひとりがきちんと考えて行動することが大切なんだなーと感じたのでした。
もし、視覚障害の方をみかけたときには、変な人につきまとわれていたり、困っていないかも、周囲の人がみてくれると嬉しいです。
通勤時間にいやがらせをうけていた視覚障害女性がいたのですが、多くの人はみてみぬふり。
でも、気づいてくれて、かつ、新設を行動に移すことができる人が、声をかけてくれて、
「一緒に電車までいきましょう」
と、誰かが隣にいればいやがらせをうけることもないのです。
ところで、私が今回のドラマでめっちゃ共感!したのはドラマの後半。
福山雅治演じるみなみ啓二が、表舞台にでていこうと考えるようになったきっかけのことでした。
失明とは、目立たない存在であることの喪失であると、20の喪失理論では語られています。
私も、最初は目立ちたくないのに、目立ってしまう自分がいやでした。
でも、こうやって自分のことを情報発信することで、誰か勇気づけられるんだということを知ってから、表舞台にでて活動する気持ちになりました。
noteは治安がいいよー
と友人がすすめてくれたのですが、炎上とは無縁、こうして穏やかに情報発信ができる場があるということは貴重だなあlと思っています。
障害のこともそうですが、生き方は人それぞれ。
ある人にとっては、いい情報も、ある人にとっては嫌悪を感じることもあります。
万人にとって、耳障りのいいことを伝えられればいいのでしょうが、人はみんな違うのだからそれは無理な話。
これからも、楽しく、カジュアルに、障害科学に関する情報発信を続けていこうと思いますので、応援していただけると嬉しいです。もちろん、あなたにとって嫌なことをいわれたなと思ったときには遠慮なくいってください。そうしたことに気づくことも学びですし、知らないでいることはしたくないなと思っています。
来週もLASTMAN、楽しみー。