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障害学生あるある新学期の不安

楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。

大学もそろそろ後期がはじまるところがありますね。

この時期、増えるお悩み相談。

なんだと思いますか?

新学期がはじまるのが怖い、憂鬱、大学いきたくない

えっ?大学生でも?と思うかもしれません。

障害学生は自分の合理的配慮を要望するために、
受ける授業の担当教員に自ら要望を伝えにいきます。

もちろん、大学によっては配慮文章を障害学生支援室が一斉配信してくれるところもあります。

とはいえ、だいたい授業のはじめにご挨拶にいくというのが通例。

これがなかなか負担感を伴うんですよね。

なぜか。

前期の授業でこれらがうまくいっていればほとんど問題ないのですが、
前期の授業でいろいろと先生とうまく対話ができなかった学生は
どうやって伝えたらいんだろう
また、断られたらどうしよう
卒業がかかっている単位だからがんばらないと!
といろいろな想いがあるんですね。

合理的配慮の要望文章を受け取ることがはじめてという先生もいらっしゃるでしょうから、戸惑うこともあると思うんです。

障害学生は勇気を出して伝えていること、
そして、これらの配慮文章辞退は、障害学生支援担当者と話し合いをしながら作っているものですから、「わがまま」ではなく、「合理的」な内容であることを踏まえて、学生に対応していただきたいと思うのです。

もちろん、疑問や先生方もこれはちょっと対応できないなーと思う内容はあるでしょうから、そこは、障害学生支援室の担当者をまじえ、本人と3者で検討していくことが大事だろうと思っています。

高等教育を受ける障害学生の数は年々増加しています。

アカデミアで、障害のあるなし関係なくみんなの学びが深まるように、対話をつづけましょう。

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