オンラインで図書館の対面朗読ができるのですか?
多分、もし、目が見えていたならば週末は1日中図書館にこもって過ごせる位大人になってから本を読むことが好きになった。多分、視覚障害者にならなければこんなにも本を好きになる事はなかった。人間って不思議なものでできないと思うとやりたくなる。笑
人間が不思議なのではなく私があまのじゃくなだけかもしれない。笑
でも、私の周りにいる視覚障害者と話すと視覚障害者になるまではあまり読書していなかったと言う人が多いのだから、きっと私だけじゃないはず。笑
移動に制限のある視覚障害者にとって、地域にある公共図書館に足を運ぶのも容易ではない。
そんな中、コロナによってもたらされた恩恵がある。それがオンライン対面朗読。
去年、大阪で初めて始まったこのオンラインでの対面朗読が愛知県でも始まっている。
今日の対面朗読では、夏休みが始まったと言うことで小学生の課題図書のタイトルを読んでもらい息子と一緒にどの本を読んでもらうか考える。課題図書は貸し出しができない形になっているらしく、誰か他に読んでいる人がいなければその場でとってきてもらって内容を読んでもらうこともできる。息子は、ちょうど遊びに行く時間であったため読んでもらいたい本だけを選び来週また読んでもらうことになった。
その後は私が読んでもらいたい本を図書館の中で探してもらい実際に朗読開始。対面朗読の良いところと言えば、目次を読んでもらいながら自分が読みたい部分に移動してもらいつまみ食い的に本を読めるところ。
ほとんど通信トラブルもなく、快適な読書時間。
私たちにとって最も大きな障壁である移動を一切することなく、図書館にある本を読むことができるこのサービス。ぜひ、多くの視覚障害者に活用してもらいたいサービスの1つである。