視覚障害者のプライバシー保「住所も、電話番号も全部読み上げられるのは困ります」
こんにちは。
いつも記事をご覧いただき、ありがとうございます。
弱視難聴(盲ろう)の当事者で教育分野の研究者をしております奈良里紗です。
今回は視覚障害者とプライバシー保護について考えてみたいと思います。
「私は普段、障害者に接する仕事をしていないので関係なーい」
と思わずに一緒に考えていただけると嬉しいです。
なぜなら、私たち視覚障害者は異世界に住んでいるわけではなく、皆さんと同じ地球に、日本にもたくさん住んでいるからです。
もしかしたら、あなたが日本のどこかで思わぬタイミングで視覚障害者と遭遇するかもしれません。
そのとき、目の見えない・見えにくい人たちに対して、プライバシー保護に配慮した関わりができているのか、この記事を読んだことを頭の隅においてもらえると幸いです。
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