退居者の誕生会と一緒に作るこれからの居場所
あらんの家(男子ホーム)からの投稿です。
雪が降ったりと寒い日が続く奈良ですが、子どもたちは元気に過ごしています。
あらんの家では先日、退居者の誕生会をしました。
本人の希望で、同じくあらんの家を退居した仲間も交え、和食レストランでお祝いをしました。
気付けば、あらんの家を旅立ち4年が経ちました。あらんの家にいる頃から、アルバイトをしながら高校卒業と真面目に頑張ってきた彼は、現在の正職員の仕事に就職してからも、3年が経ちました。最近は、部下も1人できて指導もできるようになったそうです。仕事の特性上、夜勤もあり体力的にもハードで厳しかったり、緊急対応やお客さんへの対応などの大変さを話しつつ、任される仕事も徐々に増えているようですっかり1人前の社会人の顔に。
あらんの家も、日々、色んな課題がありますが、こんな風に卒業生が頑張っている姿、成長した姿と出会うと、元気や幸せを分けてもらいます。
食事をした後は、法人が新たなチャレンジとして始める予定の「退居者の居場所づくり」の候補地を一緒に見学に行きました。
見取り図や内部の様子を動画で見ながら、Wifi環境や、置いてほしい物など色んな意見を伝えてくれました。
そして「どんな環境よりもそこにどんな人がいるかが大切」と話してくれました。物理的に落ち着く環境も大事にしたいですが、改めて、職員1人1人の「ヒト」も環境の一部で、入居時からの積み重ねの信頼関係の大切さを感じました。
その後は、あらんの家に戻って、ケーキ屋さんで購入したケーキでお祝いをしました。
元気な姿を見せてくれてありがとう。
私たち、青少年の自立を支える奈良の会では、退居者の新たな居場所作りに向けて、2月10日からクラウドファンディングにも挑戦する予定です。
よろしければ、寄付金サイトのシンカブルの私たちのページもご覧ください。