【地方移住】1年電車に乗らない暮らしに長女がしびれを切らせる
我が家の最寄り駅は長野駅だ。長野県の玄関口とも言われ、新幹線も通っているターミナル駅である。
ただし、我が家から駅までの道のりは長い。長野市内在住なのに車で40分かかる。まず山奥の集落を出て30分かけて長野の市街地へ出る。そこから大きい通りを通って10分。なので我が家の駅に行く頻度は低めだ。
そんな仕事も地域内、移動は全て車!な私に新しい風が吹いた。なんと今月下旬に広報仕事の東京出張が決まったのである。出張なんて社会人になって初めてなのだ。しかも新幹線に乗っていく。ちょろっと行くメンバーで早起きして車で行くという案が出たけれど東京に帰省する時ももちろん車の私なので「どーかひとつ」と新幹線をごり押ししてしまった。
よくよく考えたら1年以上電車に乗っていないし、移住して長野駅から電車に乗ったこともない。「えっそうなの?!」と驚かれることもしばしばだ。
「だって…子どもたちが電車で騒いだらと思うと不安になるし、荷物も多くなるし、車なら1台分の高速料金で4人家族分走れるし…。」とごにょごにょ言うと、60代の大人の休日俱楽部を使い倒している方から、
「でも、大きい方の子ども5歳でしょ?新幹線タダだよ?大人料金だけで新幹線に乗れるならそういう経験させてあげるのもありなんじゃない?」
え、6歳まで新幹線の料金てただなの?
本当だ…。新規就農したばかりの我が家はたえず「お金が無い!」「贅沢できない!」みたいな状況になっているけれど長女が6歳になるまであと半年の間で新しいことを経験させてあげられるかもしれない…!と夫さんに相談してみることにした。
「長野から東京じゃなくて新幹線で1時間くらい乗ったところに降りてちょっと遊んで帰りは普通の電車でもいいとは思うのだけれど…」と話すと「いいんじゃない?」と夫さん。今は夏野菜の収穫で1日畑を離れるのはタイミングが必要だけれど子供二人とも保育園児だし平日に行ったら新幹線も混んでないだろうしいいのではないかと。
なーんだ、夫さんも賛成か!やった!
「小さいころ親父が大した用もないのに新幹線乗せてくれて高崎まで行って、だるま弁当買って帰ったんだよ~。」と夫さんも懐かしそうに新幹線乗った思い出を話しているのを見ると、このワンデイトリップ計画は面白そうかも、と思えてくる。
長女に「新幹線乗ってみる?」と聞いてみると目をらんらんとさせて「乗るー!」とのことで。「あー、長女ちゃん新幹線乗ってみたかったんだよね~」「車飽きたと思ってたんだよ!」「ピンクのあるでしょ、こまち。あれに乗りたい!」…長女よそれは秋田新幹線なのでまたの機会にお願いします。
2歳の次女も便乗して「のるのる~あたちものる~!」と騒いでいる。さて行先はどこにしようか新潟方面か、東京方面か。多分降りた駅にある公園なんかで遊んでちょっと美味しいもの食べて帰ってくるだけだけど、久々の遠出予定にこっそり私もすごく楽しみにしている。
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