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専業投資家の投資ポートフォリオの組み方


はじめに

 新年あけましておめでとうございます。2024年最初の記事です。

専業投資家の投資方針、ポートフォリオの組み方といっても当然ながら千差万別でしょう。ただ、まず第一にあるべき方針は「投資資金を守る」に他なりません。

専業投資家にとってお金は商売道具のようなものと言えます。むやみやたらにリスクにさらすわけにはいかないし、もしそれを大幅に毀損させ投資がたちゆかなくなったら「再就職」という悪夢が待ち受けています。(汗

なので、まずは最悪の事態を想定し一度の暴落で資金の大半を吹き飛ばしてしまうようなリスクの高いポートフォリオを組むのは避けることを第一とすべきです。

個別株を買うなら程よく投資先企業の業界を分散し、それなりに値上がりと配当が見込めるような手堅いポートフォリオを組むのが王道なんじゃないでしょうか。

ごく一部の専業投資家に資産が何億もあるのにそれでもごく少数の銘柄への集中投資を続け(場合によってはレバレッジもかけて!)、10億~数十億単位の資産を築く化け物みたいな人がいます。

ですがあれはごく一部の天才、狂人、サイヤ人みたいなもの(詐欺師の可能性もある)なのであまり参考にするべきではないでしょう。

例えば私のような大した投資の才能もない底辺専業投資家が真似したら、
冷静さを欠いて投資判断を誤り、高い確率で資金の大半を失って退場です。
そうしてカネを失った専業投資家はもはやただの「無職」です。凡人はゆめゆめそれを忘れてはいけません。

やはり、基本はほどほどの分散です。分散はポートフォリオの価格変動の幅を小さくし、ポートフォリオと投資家の精神状態に安定をもたらします。馬鹿には出来ません。

相変わらず無駄な前置きが長くなってしまいましたが、私の場合はどんな具合に投資ポートフォリオを組んでいるかというと下記のような感じです。

私はどんな風にポートフォリオを組んでいるか

 まず投資対象は基本的に日本株の個別株メイン。
ETFや投信もありますがごく補助的に買っている程度というのが前提です。

次に、どんな株をどんな割合で組み入れていくか?となります。まずポートフォリオの20%程度は目先の値上がりや配当は期待できないが、長期的に大きく業績と株価を伸ばしそうな成長株。2~3年後には株価が少なくとも2倍になりそうな積極性のある企業群です。2~3年後に2倍以上を目指すなら、投資対象の成長性に関しては売上や利益成長は少なくとも年間20%前後は欲しいところです。

あまり保守的な株ばかり持っていては、いつまでたっても資産総額が伸びません。この部分で大きな値上がり益を狙い、資産総額の増大を目指すという具合です。

続いて、ポートフォリオの50%程度は業績の成長と株主還元の二つのバランスがほどよくとれた中小型、もしくは大型株。年間の売上、利益成長は10%前後、配当利回りは2.5%~4%程度は欲しいところ。ここはポートフォリオの土台のようなものです。

この部分でも多少の値上がり益は狙いますが、一番の狙いは配当金です。
これといった定収入がない専業投資家には配当金は心強い味方です。

最後に、ポートフォリオの残り30%程度は、現時点で業績や株価が冴えないが今後の復活が回復できる株や、日本株以外の資産クラスで構成された投信やETF。場合によっては現金で保有・・・という感じです。

投資先企業の業界、業種に関してはあまりこだわりません。たとえ構造不況、不人気などと言われるような業界に属する企業でも、調べてみると輝く企業が存在するものです。なるべく自身の偏見を排除するよう心がけていった方が投資先の幅が広がります。

以上のような流れで投資先銘柄を選んでいき、
私の保有銘柄数は大体30銘柄前後といったところが現状です。

さいごに

 あまりに面白味のない私のポートフォリオの組み方ですが、いかがだったでしょうか?私は自分に大した投資の才能がないと理解しているので、まずは分散というのが信条です。

本日も「カネを失った専業投資家はカネのないタダの無職」を唱和し、しめやかに生きていく所存。
まあそんなところです。

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