見出し画像

napuniwaというshopを始めたきっかけのお話②

こんばんは。
贈りたいアクセサリー の napuniwa です。

今日は、先に綴ったこちらの続きのお話をしたいなと思います。


その前提になるのですが、napuniwaのちょっとした過去のお仕事はこちらに書いてあります。


私には、7年前に発症した持病があり、以来通院生活をしています。
昨年までは月1だったり、隔週でしたが、いまは、週1で病院に行っています。

続けたかったお仕事を辞める決断をした時、「好きでなったわけじゃない病気」に対する周囲の冷ややかな目が、私にはとつてもなく怖く、悲しく、そして、とってもとっても、悔しかったです。
持病を抱えた人が次の仕事を探すには、なかなかにハンデがあることは分かっていたし、だからこそ、多くの人は「今いる場所で、どうにか理解を得ながら頑張る」のだと思います。

そうやって始めた転職活動の中で、
転職支援をお仕事としていた友人に言われたのがこちらです。

例えば、転職活動を車に例えると、
トヨタの車が欲しい人にはホンダの車は売れないし、
軽自動車が欲しい人にハイエースは売れない。
外車が欲しい人に国産車は売れないし、
新車が欲しい人には中古車は売れない。
買い手市場と、売り手市場。
自分がどこでなら選んでもらえるのか、あなたにはあなたに合った市場がある。

それはとても分かりやすく、
そしてとてつもなく残酷な言葉たちでした。
だってそれは、

平日5日働ける人を探してる企業に、私はいらないから。

これを、市場原理で教えられました。

この時私が1番嫌だったこと、悲しかったことは、
「人」を「市場」に例えられたこと
でした。

ニュースなどで聞く、自分のことを全く知らない第三者が伝える「買い手市場」、「売り手市場」という言葉と違い、
自分のことを知っている人が、自分に向かって発するワードには、エネルギーを帯びていると思っています。

人が、人を市場に例える。

それもまるで、車の競りのような、
野菜や果物が運ばれるベルトコンベアのような。
なんの疑いも持たずに、当たり前のように。
その方の働くお仕事の世界ではそれは当たり前なのだと思います。
でも、これを自分をよく知る「友人」に言われた時。

よかったら想像してみてください。
あなたが、あなたの「友人」から、これらのワードを言われることを。

これを発するその人は、おそらくその市場にはおらず、むしろ市場を操れる側にいるということを、言葉にせずともきちんと相手に伝えてきていると思うのです。
そして、文脈から見て取れる、友人が自分の「上」にいること。
友人が、私を「対等」ではなく、「見下ろす」関係にあること。

これがすごく、ショックでした。

なにより、人は物じゃない。
人には心がある。気持ちがある。
言われて、「そうだよね」と言えることもあれば、「どうしてそういう言い方ができるの?」と感じる言葉もある。

ただただ、私にとって、友人のこの全ての表現は、たまらなく悲しいものでした。

この時、このもやもやを吐き出した場所があります。
それは、当時私が心理学のお勉強をしていた学びの場。

そこで思いもよらぬ言葉をかけていただきました。

人が人を市場に例えられる世界にいるのが嫌なら、「その世界にいない」という手段もある。
あなたが、自分で、自分の世界を作っていくという方法。
そこには、上下もなく、人を「市場」に例えるような世界は存在しない。

そしてそのタイミングで、
「アクセサリーを作って欲しい」というオーダーや、「それ自分で作ってるの?!」、「売りなよ!!!」と言われることが一気に増えたのです。

⋯これは、引き寄せ??

もしかして、「作る」というのは、これだろうか。
アクセサリーを作って、販売する。
その場所を、自分で作る⋯

その場所の作り方が分からずに頑なに「売らない」と言ってきた私が、「販売」という道を選び取って進むことを決めた瞬間でした。

でも、決めたはいいけど、やる事がたくさんあります。
考えることはもりだくさん。

  • shopカード

  • thank youカード

  • アクセサリー台紙

  • shop名

  • 梱包は?

  • コンセプトは?

  • そもそも何からやればいいの?

  • 初期費用いくらぐらい?

考えることはたくさんあるのですが、書き出してみると意外とシンプルでした。
カード類はshop名がないと作れない。
ならば、先に考えるのはshop名。
そこにはコンセプトや想いがある。
何を届けたい?
何を伝えたい?

私には、何が出来る?

考えに考えて、不要なものを削り落として、そして出来上がったコンセプト

それが、

Precious を Present
大切を、いま、贈る

ここに込められた想いと、shop名の由来は、長くなってしまったので、また次に。

今日もここまで読んでくださり、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!