インドネシアの滞在ビザの種類と取得方法(2024年10月現在)
インドネシアへ入国する場合は旅行者を含め全員滞在ビザが必要です。
観光ビザ(30-60日)
60日以内のバリ滞在の場合、ングラ・ライ国際空港に到着する前、または空港でにオンラインで30日間のビザ(eVOA)を取得することができ、さらに30日間延長することができます(eVOA 60)。
到着ビザを申請するには、有効なパスポートと往路便の予約証明が必要です。
事前オンラインビザの申請ウェブサイト:https://evisa.imigrasi.go.id/
自前にeVOAを取得していなくても、空港でも取得できますがイミグレで申請が必要なので少々時間がかかります。
60日を超える長期滞在を計画している人は、eVOA以外のビザが必要です。
観光以外の長期滞在用ビザ
C1 (B211A) シングルエントリービザ
C1(旧211A)シングルエントリービザは、政府の公式活動、観光、社会的・文化的活動、スポーツ、ビジネス、家族訪問、報道活動、トランジットなど、さまざまな目的に多目的に利用できます。
このビザはリモートワークが可能で、コワーキングハブ、ヴィラ、カフェなどで働くことができます。フリーランサーやリモートワーカーは、すべてのビジネスと収益がインドネシア国外で発生する場合に限り、最長6ヶ月間非課税で活動できるため、デジタルノマドには特に有利です。
入国から60日間の滞在が許可され、2回延長して60日ずつ、合計180日(60日×3回)滞在することができます。
180日を過ぎたらインドネシアを出国し、新しいビザを再申請する必要があります。一般的には、シンガポール、マレーシア、オーストラリアなどの近隣諸国に短期旅行する方が多いです。
パスポートの有効期限が12ヶ月以上あり、往復の航空券を予約し、バリ島にとりあえず住所があることが条件です。(どこでもいい)
到着ビザ(VOA)でインドネシアに到着後、滞在中にこのビザを申請することはできませんのでご注意ください。
バリ島に入国する際に、KITASと呼ばれる長期滞在ビザに切り替えることもできます。これは、すでにB211ビザを取得しており、少なくとも30日間残っていれば可能です。
C12事前投資シングルエントリービザ
C12 Pre Investment Single Entry Visaは、現地調査など、起業に関連した活動を行いたい人のためのビザです。
このビザを取得すると、バリ島やインドネシアの他の地域に最大180日間滞在することができます。 このビザの期間中にインドネシアを出国した場合、ビザの残存期間は失われ、インドネシア国内での延長はできません。
C1(B211)ビザの場合は入国後、60日間の滞在が可能ですが、延長により、このビザも180日間の滞在が可能です。
頻繁にインドネシアに出張される方
インドネシアに住みたいが、仕事で定期的にインドネシアを離れる必要がある駐在員は、eVOAを毎回再申請するのではなく、D1またはD2ビザを選ぶこともできます。
このビザは1年または2年の有効期間内に複数回の入国が可能で、バリ島での滞在が1回につき60日を超えないことが条件となります。また、60日×2回の延長も可能です。
eVoaが必要となくなるため、頻繁に渡航する旅行者に最適なオプションです。
KITASの種類
インドネシアでの長期滞在や就労を希望する場合は、KITAS(Kartu Izin Tinggal Terbatas)と呼ばれる、一時的または限定的な滞在のための滞在許可証が必要です。
KITASは、滞在期間や特定の要件、インドネシアへの頻繁な出入国が必要かどうかに応じて、より柔軟で適している場合があります。
KITASの分類:
ー投資用KITAS(有効期間1年および2年、マルチプル・エントリー)
ー扶養家族用KITAS(有効期間1年、マルチプル・エントリー)
ー学生用KITAS
ー学生・親子用KITAS
ーリタイアメントKITAS
ー就労用KITAS(企業によるスポンサーシップ、就労カテゴリーによる)
KITASのメリット
何度でもインドネシアを出国、入国可能
KITAS割引(スポーツジム、ヨガ、遊園地、アクティビティ有り)
インドネシアの保険に加入可能(アリアンツのような大手の代理店)
KITASがないと入れない学校にも入学可能
銀行口座の開設
車、バイクの購入
リモートワーカーKITAS / デジタルノマドビザ
インドネシアでは、インドネシア国外に設立された会社と雇用契約を結んでいる方を対象に、リモートワーキングビザ(デジタルノマドに最適)を提供しています。
このビザの要件は、会社からの給与明細書、または年収が最低6万米ドルであることを証明する銀行口座明細書です。または、自営業の場合は、その金額が給与として入ることを示す必要があります。
家族がこのビザを取得した場合、扶養家族として家族のスポンサーになることができます。
このビザの有効期間は1年間で、更新はできません。
就労KITAS
インドネシアで就労または収入を得たい場合、外国人がインドネシアで正式に就労できる就労KITASを取得する必要があります。
就労KITAS(許可証)を取得するには3つの方法があります。
1)雇用主がインドネシア労働省から労働許可証(IMTA)を取得する。労働契約期間に基づいて取得します。KITASにはスポンサー企業と労働者の職業が記載されています。従って、このKITASで他の職種に就いたり、他の会社に就職することはできません。
投資家ビザ
投資家ビザはインドネシアで登記された会社の株主のためのビザです。この場合、PT PMA(外国人所有会社)と呼ばれる会社を設立する必要があります。
一度PT PMAを設立すれば、その会社の株主になることができ、また投資家KITASを使用して会社で働くことができます。投資家KITASを取得した後は、配偶者や子供のために家族KITASを登録することができます。
このビザは1年間(C313)と2年間(C314)有効で、投資家は少なくとも100億IDR(1億円)の株式を所有していなければなりません。以前は1億円を用意しなくても、資本金明細書によって所有権を証明することはできましたが、 現在、投資家は銀行取引明細書によって株式購入を証明する必要があります。
また、PT PMAを持つ外国人は、安全にバリ島の自由保有地を購入することができます。
扶養家族を持つ学生キタス
インドネシアでは、バリでフルタイムで学びたい方のために学生キタスを提供しています。
また、親は勉強中の子供と一緒に家族扶養キタスを取得することが可能です。
このビザが入国管理局で承認されるためには、外国人(学生)の在籍期間を示す12ヶ月の入学許可書がインドネシアの学校から必要です。
オプションとしては1年と2年の選択があり、マルチプル・エントリーで更新も可能です。
扶養家族ビザ (E31)
インドネシアでは、バリ島に家族を呼びたい外国人のために扶養家族キタスを提供しています。これには妻、夫、子供が含まれます。
現在の規定では、夫と妻が結婚しているか、政府からの法的関係証明書を提出できることが必要です。
学生、投資家、リモートワーカー、就労キタスは、扶養家族キタのスポンサーになることができます。有効期間は1年間で、更新可能です。
リタイアメント・キタス
近年、リタイアメント・キタス(319)の年齢要件が55歳から60歳に更新されました。このビザは、バリ島で退職を希望する外国人のためのものです。このビザは1年間有効で、毎年更新することができます。
このビザを申請するためには、バリ島に上陸する必要があり、B211シングルエントリービザで到着する必要があります。リタイアメント・キタスの手続き期間は約4週間で、更新はキタスの有効期限が切れる1~3ヶ月前に行う必要があります。
リタイアメント・キタスの所持者は、現地でBPJSの保険に加入したり、車やスクーターを購入したり、所持品を輸入したりすることができます。
申請手続きには以下の書類の提出が必要です:
-最低12ヶ月の賃貸契約書と所有者の身分証明書のコピー。
-ホームアシスタント(メイドさん)2名の現地身分証明書
-最低2,000米ドル相当の個人銀行残高証明書。明細書は過去3ヶ月分のもので、氏名、日付、口座残高が記載されていること。
-月3,000米ドル以上の収入証明書
-1年間の健康保険
-有効期限が18ヶ月以上のパスポート
セカンドホームビザ
セカンドホームビザ(ゴールデンビザ)は、投資家、観光客、高齢者/退職観光客を含むインドネシアに長期滞在する方向けです。このビザは5年または10年間インドネシアに滞在することができます。
子供、配偶者、両親などの家族もセカンドホームビザを申請することができます。
申請手続きには以下の書類の提出が必要です:
-有効期限が36ヶ月以上残っているパスポート。
-50,000米ドルを国有銀行の本人名義の口座に預けることを確約する書類。(50,000米ドルの残高はビザ有効期間中維持指定の国有銀行に保有しなければならない)
-収入証明書または給付金最低額US$3000の証明。
インドネシアは絶えず法律が変わっているのでご自分でもいろいろ調べてみる事をお勧めします。
評判のいいバリ島内のビザ会社
Bali Visa: https://www.balivisas.com/
Let's Move In Indonesia: https://www.letsmoveindonesia.com/bali-visas/
Bali Legals : https://balilegals.com/
基本ビザ会社は英語かインドネシア語のやり取りとなります。
不安な方は日本人が経営してる(ちなみに筆者の弟も日本人向けのビザ会社を経営しています)ビザエージェントを紹介できますのでご連絡をください。
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