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バリ移住に向いている人、向いていない人

バリでの移住ですが、万人向けでは決してありません。
日本のようにすべてが便利で時間通りにいくのが稀で、旅行ではあまりわかりませんが、生活をするにあたって直面するびっくらこくことは日常茶飯事です。
私も15年経った今でも良くも悪くもびっくりすることはたくさんあります。
だから、バリは面白いのですが。
ある意味生きている!感が満載です。

まず、チャレンジャーじゃない人には向いていません。
逆にチャレンジャーの人はバリは面白いです。
そのチャレンジを楽しめる人「こう来たか!」あはははと笑えるようじゃなければストレスがたまりまくります。
あと、神経質な方もむいていません。
全てが「ティダアパアパ~」(大丈夫)なので。
私も当初はティダアパパじゃないだろ!これ!と思うことが頻繁にあいましたが、バリの人から学んだのは本当にすべてが「ティダアパアパ」なのです。

生活をするうえで慣れてしまえばなんてことないですが、別にどちらが良い悪いということもなく、そういうのがめんどくさい場合は断然、マレーシアのほうが暮らしやすいかと思います。

さぁ、移住しよう!ってきめてから試練が始まります。
家探しも日本のように便利な不動産屋さんもありません。
(バリ島の不動産屋さんはビラが主な物件)
地道にフェイスブックとかバイクでいろいろ回ったり、紹介してもらったりして見つけます。
で、交渉。念のためオーナーの権利書をチェックしましょう。
で、めでたく住んでたとして、水がでなくなったり、雨漏りしたりします。
建てたばかりよりの新築よりも、もう不具合を直してある中古の家を私は勧めています。
不具合があった場合誰が費用を出すのかも決めておいたほうがいいです。

詳しくはここ

あと、よくありがちなのが例えば、何か家のもの壊れたて、業者を探すとします。
まず、業者を探すのが一苦労。
それもいい業者を探すのが一苦労。
以前、洗濯機を直すのに呼んだ業者が、帰った後さらに洗濯機が壊れてうんともすんとも言わないことがありました。
ようやっと見つけた業者(これ、すべてインドネシア語。お手伝いさんを雇いましょう。これが解決策です)は時間通りに来るのが稀。
12時に約束して、待てど暮らせど3,4時になってこもず、電話もでない。そしてやっと6時ごろ電話がかかってきて、「ごめん、明日でいい?」なんてざらです。
もう、笑うしかありません。

また、今のバリは住む地域によって近年の開発ラッシュで鬼のような渋滞が待ってます。
道はリアルマリオワールド、障害物と穴、いきなり横断してくる人とバイクで360度気が抜けません。
私はせっかくのバリだし、それがいやなので、まだ田園風景がある地域に住んでいますが、南部のクタに行くときに用事があって行く時は渋滞していない時間を狙います。
夜中クタからバイクで20分ですが、ひどい渋滞の時間(通勤ラッシュ)1時間半くらいかかるときもあります。

近年一気に開発が進んだチャングーの渋滞

とにかくすべてにエネルギーが要ります。
ちょっとやそっとじゃへこたれなくなります。
私はバリ島を「魂の訓練所」と呼んでいます。
バリの人たちから学べることも山のようにあります。
きちんと、 自分の力で、対処をして誠意を持ってそれらに向かい合うと、何段階も人間性があがります。
多分人間っていろんなことにチャレンジしてそれを乗り越えるほど強くなるし、豊かになるんだと思います。
でも、まぁ、最初の一歩を踏み出して住んでしまえばみんな助けてくれるし、その文化の違いもおもしろいし、郷に入っては郷に従えさせすれば案外すんなりいくと思います。

いろいろあるバリ島ですが、そこで出会う人々の笑顔や、毎日違う表情を見せる夕焼け、ありのままの私たちを温かく迎えてくれる現地の方々との交流。
そして、家族とゆっくりと人生を楽しむひとときが、心を豊かにし、生きていることへの感謝の気持ちを自然と湧き上がらせてくれる恩恵のほうが多大なので私はそれでもそんなバリがまだまだ大好きです。

ランプヤン寺院の夕焼け

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