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32年振りの再会

50mmレンズの魅力と再会の喜び

僕が写真を始めたのは大学一年生から。
気がつけば、もう30年以上も経ってしまいました。
学生時代には、カメラのキタムラでバイトをしていたこともあり、そこでの思い出は今でも鮮明に覚えています。

特に印象に残っているのは、大学4年生の頃。キタムラの社員、宮崎さんという方がCONTAXのカメラと85mm/f1.4、50mm/f1.4のレンズを貸してくれたことです。
当時の僕はPENTAXのLXにM50mm/f1.7とタムキューを使っていて、CONTAXなんて手が出せない憧れの存在でした。
触れるだけで嬉しかったあの瞬間、貸してもらえるなんて夢のようでした。

その時、85mm/f1.4のボケ味には驚かされました。
マクロ中望遠のタムキューとは違い、まさに溶けるようなドリーミーなボケを知ってしまいました。
そして、50mm/f1.4で撮影した写真を引き伸ばす際、ピントルーペで覗いた時、そのグレーの階調の深さに感動しました。
まさに心に残る瞬間でした。

その後、Planar50mm/f1.4を善意で譲ってもらい手に入れましたが、カメラまではお金が足りずにCONTAXではなく、ヤシカブランドのFX2000スーパーを選びました。
でも卒業後に後輩に譲ってしまい、今でもその決断を後悔しています。

しかし、運命の再会がありました。
先月、骨董市で極上のPlanar T50mm F1.4 MMを見つけ、今月やっと手に入れることができたのです!
なんと32年振りの再会です。

今はミラーレス一眼が主流になり、マウントアダプターを使えばどんなレンズでも取り付けて撮影できる時代。
α7R II用のマウントアダプターも購入したので、Planar T50mm F1.4 MMでの撮影が楽しみでなりません。

でも気がつけば、50mmレンズがどんどん増えてしまいました。
PENTAX M50mm/f1.7、Elmar50mm/f2.8、Helios58mm/f2、FE50mm/f1.8、そしてPlanar T50mm F1.4 MM。
どうやら、僕は50mmレンズが好きなようです。

さまざまなメーカーのレンズを一台のカメラで使えるのは、ミラーレス一眼の大きな魅力ですね。
早速、撮影に出かけてPlanar T50mm F1.4 MMの写りを楽しんでこようと思います。
知識や感性についてはまだまだですが、あのレンズの描写がどんなものなのか、ワクワクが止まりません♪

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