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【トーハク】呉昌碩から書という芸術を学ぶ(5)


東京国立博物館の東洋館 8室では、2024年1月2日(火) ~ 2024年3月17日(日)まで、 「生誕180年記念 呉昌碩の世界—金石の交わり—」が開催されている。
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2638
書を観るのはとても難しい。
そして毎回思うことだが、自分がここから何を得ているのだろう。
この展示物をきっかけにインプット&アウトプットを試みたいと思う。


「篆刻」

呉昌碩は、篆書を印章に刻む篆刻は早くから評価を得ていたのだそうです。

↑この動画によれば「生命力と絶妙な古さ」に特徴があるようだ。

生命力とはどういう感じのことをいうのか?
篆書の様相が生き生きしているということ?

語彙力のない私は「ドドーン!としている」とか「はい、ここにありますよ!」とアピールしている感じがする。
これを生命力と言う??

そもそも篆刻がどうやって作られるのかが分からなくて調べてみた。

印材に文字が左右逆になるように彫らないといけないので、筆で書くのと比べると雰囲気が大分変ってしまいそうだ。
自分のクセ(あるいはデザイン)が伝わりにくそう。
というか、クセにねじれが生じそうだ。

彫っていくときの線の太さも重要だろう。
キレイに彫ろうとする気持ちが勝って線が細くて弱弱しいものになってしまわないか心配になる。

篆書の文字は、線の太さが均一、左右が対照的、角は曲線的、連なる線と線の間は等間隔でバランスがとれている等の特徴がある。
呉昌碩は、そういったことをよく観察して熟知して、なおかつオリジナルを生み出しつつ「金石の気」に到達できたのかもしれないと感じた。

今日はここまで。

篆刻、面白そう~
やってみたい!

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