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weekly media log_2021.1.31

こんにちは。原田です。

インプットしたメディアの中で気になったことを週ごとに整理していく企画です。一つ一つの情報について詳しく調べて深掘りしていくというよりは、個人的な感想や考えを書いていく思考になっております。

(サムネ写真は最近、ブラーバ用に台に乗っけてあげたグリーン達です)

News

1. 石上純也さん設計のレストランmaison owlの竣工動画

前から噂は聞いていたのですが、改めて動画を見て驚き。建築というよりは、一つの地形を作ってしまっています。図と地で言ったら完全に地。
これ、どこからが中?どこまでが外?まさかリアル洞窟のように、完全には仕切られていない空間なのか。夏はひんやり、冬は地熱でちょっと暖かく、みたいになるのだろうか。環境設計、とてもきになる建築。

2. テレインアーキテクツによるウガンダの商業施設

ウガンダってまずどんな気候なのでしょうって思って調べてみると、赤道直下ではあるものの、年間を通じて20-30度以下で推移していて、湿度は50-90%とやや高そうですが、日射をしっかり遮り風を取り込めば気持ち良さそう。2階の木造部分の多くは外との仕切りがないオープンエアに見えますが、きっとそれでもOKな気候なのでしょう。茅葺の屋根って割と断熱性が高そうですし。

3.コロナの影響をポジティブに活かす。8年目のリノベーション・オブ・ザ・イヤーが教えてくれるもの

リノベーション協議会主催のコンペの総評。
昨年はコロナの影響で自宅の生活時間が増え、さらに在宅ワークが増えることで、住宅を再考せざるを得ない状況に。自宅での温熱環境、自宅でのONOFFのできる環境、立地性能などの、今後の自宅のトレンドとなりそうなキーワードがたくさん。非常に示唆に富むコメントが多かったです。
今年は、住宅をテーマに色々と動きたいと思っていたので、非常に参考になる内容でした。

4. LINEでエレベーター操作、コロナ禍がもたらした“非接触市場”が拡大中!

非接触市場が拡大中なのはなんとなく理解していた。エレベータも当然、水回りも非接触の流れが進むことになるでしょう。そのような中で僕が面白いなと思ったのは「LINE」をインタフェースにしてしまうというもの。LINEはコミュニケーションツールのデファクトスタンダートとも言え、非常に親しみやすく、導入するハードルが低そう。今後、例えばコピー機とか、トイレとか、そんなものもLINEで友達登録して、LINEで操作、みたいな未来もありそうで、興味深かったです。

5. 東京都が都市のデジタルツインを開発! まずは人混み、日影、風を見える化

https://ken-it.world/it/2021/01/tokyo-metropolitan-digital-twin.html

正直、ここまで東京都がやっているのかとびっくりしました。既に日陰やビル風の流れも可視化できるそう。かなりの力の入れ具合を感じます。
まだ実装はしていないものの、今後このようなことが東京都主導で行われていくことは良い流れと思いました。一方で、一企業ができることは何なのかをもう一度考え直すきっかけにもなりそうです。

Books

マーケット感覚を身につけよう/ちきりん

市場感覚を身につけよう、というのがこの本の主題。
供給がまだ少なく需要の高い分野の重要性、また、市場的ではなく国などの規制で守られている業界は、今後市場化が進む可能性が高いとのこと。建築業界なんてまさにそうなんじゃないでしょうか。
この本をきっかけに、僕が今やっている仕事の「世の中的な価値」をしっかりと見定めて行きたいと思います。

Movie

ソウルフル・ワールド

友人からおすすめされて、見ました。

まず映像がすごい。現実世界の表現では、街並みのリアルさと人物の若干アニメっぽくしたそのバランス、異世界では、ちょっとデジタルっぽい表現と、単線で描かれるキャラクターながら感情豊かな表現。CGの緻密さは行くところまで行き着いたのかもしれないが、その更に先をいった印象。
また、楽器をやっている身としては、サックスやピアノの運指がおそらくかなりリアルに再現されていたのだと思うが、モーションキャプチャなどを利用しているのかどうか、非常に興味深かった。

人生の目的とは何なのか、そして何か偉大なことを成し遂げるゴールこそが目的なのかという問いに対して、日々の些細な喜びや発見こそが、人生の目的そのものだよ、と優しく現代人の頭を撫でてくれるような映画。
(現実はそう甘くないとも思いつつ)


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以上です。今週もありがとうございました。

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