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認知科学に基づくコーチングとは ①脳の情報処理の仕組みと飛躍的な成長との関係

今日は、私が学んでいる認知科学に基づくコーチングがどんなものかをご紹介します。
これからモニターセッションを受けてくださる方は、事前にお読みいただけると嬉しいです。

認知科学って何?

まず認知科学の定義とは。
日本認知科学会の会長の言葉を借りると、

「外から観察可能な刺激と反応の関係から生体内部で生じている情報処理過程を推定しようとするもの」

です。

人間は誰しも、生きていく過程で絶え間なく外部刺激をうけますが、これを脳内の情報処理システムで処理し、行動しています。

脳内の情報処理システム

この脳内の情報処理システムは2種類あります。
①無意識の処理システム:生命維持に必要な処理。寒いところで鳥肌が立つ、暑いところで汗をかく、など。
②意識的な処理システム:複雑な問題に判断を下すために必要な処理。桁数の多い計算、難解な哲学書を読む、など。

なんとなくイメージが湧きますよね。
外気温が35度なので、汗腺から汗を出して体温を下げよう!と意識して汗をかいている人はいないと思います(笑)。

生命維持のために脳が無意識の処理を行っているというのがポイントで、脳はありがたくも、私たちが快適に生きていくために最適且つ重要な外部刺激のみを無意識に取捨選択し、行動に反映してくれるのです。

コーチングに興味を持つような方は成長志向でしょうし、今までも、これからもずっと成長していきたいと思っているのではないでしょうか。
でも、成長を続けていれば、できることも多くなり、例えば学生時代に飛躍的に成長するような経験は得にくくなっているのではないでしょうか。
しかも、これまでの成長の結果、会社では評価されて一定のポジションも得ている。
そんな現状からさらに大きく飛躍して成長するためには、先ほど書いた脳の無意識の情報処理システムを変更することが必要です。
どういうことでしょうか。

脳の無意識の情報処理システムを変更する

成長とは変化です。
大きく成長しようと思えば、大きな変化が必要ですが、先ほど暑い場所で汗をかく例を出したように、脳は、私たちが生命活動を維持し、快適に生きている状態に影響を及ぼすような変化が起こると、元の状態に戻さねばならないという情報処理をして、結果として私たちは現状復帰する行動をとることになります。
この状態では、脳の情報処理に邪魔されてしまって、飛躍的な成長は望めません。

じゃあどうやって成長するのか?
答えはずばり、脳をだますことです。
脳は現実に起こっていないことでも、臨場感高くその事実や状況を認識できれば、それを現実だと勘違いします。
例えばホラー映画を見ていたら、登場人物と同じように恐怖を感じて動悸が激しくなったり、冷や汗をかいた経験はないですか?
脳は現実と虚構を区別できないので、私たちが見ているイメージの臨場感が高まれば、こんなことが起こります。

ということは、自分が飛躍的な成長を遂げた未来の姿や、そんな自分が生きている未来の世界を、今目の前にある現状の世界よりも臨場感高くイメージできれば、脳は、未来世界のほうが私たちにとって快適な“現状”であると認識し、未来に向かって現状復帰するための情報処理をするようになり、結果、その未来世界の自分を実現するために行動が変わるのです。


そんな馬鹿な?!と思われるでしょうか。
でも、1つ前のnoteに書いた私のロシア語学習に関しては、まさにこの飛躍的に成長した未来世界に向かう現状復帰行動が起きています。
流暢にロシア語を話せている自分の臨場感が高く、そんな自分をイメージする前には1秒たりとも時間を使うことのなかったロシア語学習が止まらない状態なのです。

どちらのCZnimotivateされるか

このような、飛躍的な成長を遂げた未来の姿や世界を、脳に臨場感高くイメージさせるお手伝いをするのが認知科学に基づくコーチングを行うコーチの役割です。

具体的に何をするかというと、Have toをとっぱらい、本音の欲求(Want To)に基づいて、今の自分からは想像もつかないようなゴールを設定することですが、その内容は次のnoteに続きます。

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