立ち座りでとらわれてしまう
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
早くコロナが終息しますように。
今回も、私が小学校二年生の頃のお話を書かせていただきます。
椅子から立とうとすると違和感が
学校の教室の机に座っていて、立とうとすると、違和感を感じました。
体や頭の中がなにか窮屈なのです。
立ち上がりましたが、また座り直しました。
席から離れようとするのですがとても窮屈な感じがして、「そのまま立って歩いたら何か不吉なことが起こる」という感覚にとらわれ、また座り直します。
椅子から立ち上がり離れたいのでまた立ち上がり去ろうとしますが、机と椅子にとらわれてしまい離れることができません。
まるでスクワットをするように…
椅子に座りながら立ち座りのスクワットをするような格好になりました。
そんな「スクワット」を、10回、20回、30回と繰り返します。それでもちゃんと立って歩くことができません。
両足は疲れます。数を唱えながら立ったり座ったりを繰り返しました。
1.2.3.4.5.6.7…と、何回も数を唱えながら立ち座りを繰り返しました。
「7はラッキー7で7を唱えると立ち上がれる」と思いましたが、作戦はなかなかうまくいきません。
ようやく立ち上がり、椅子を机に入れようとしますが、今度は椅子の出し入れが止まらなくなりました。
1.2.3.4.5.6.7…と数を唱えながら、何度も椅子の出し入れをやり直しました。
頭と体が本当に疲れました。
大人になった今の私から見ると…
数を唱えるのは数唱強迫、「何か不吉なことが起こるのではないか」と考えるのは縁起恐怖です。
立ち座りや椅子を引くなど、違和感があり繰り返す行為は「確認強迫」で、強迫行為を行っているということなのです。
当時は自分の行っているこの苦しい「癖」に名前がついているとは思いませんでした。
読んでくださりありがとうございました。
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