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コレステロール値でタンパク質不足が分かる

FUJIREX(フジレックス)パーソナルトレーナー 藤岡 直也と申します。


コレステロールは、増えすぎると動脈硬化を高め心筋梗塞などにつながることから悪いものとされます。


しかし、コレステロールは、タンパク質と結合して運ばれていくため低コレステロールはタンパク質不足を意味しています。


また、コレステロールは細胞膜、性ホルモン、副腎ホルモン、胆汁酸などをつくるため不足することでうつやアレルギー、性欲低下、胃もたれなど、さまざまな問題が起こってきます。


されに低コレステロールでは細胞膜が弱くなることで赤血球が壊れてしまい、溶血が起こりやすくなります。

理想値


●総コレステロール(TC)200ミリグラム/dL

●LDLコレステロール110~130

●HDLコレステロール70


(例)人間ドック学会では、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの基準値は60~119、要注意が120~179とされていますが、120~130くらいの範囲は、タンパク質不足と考えるならむしろ理想と言われています。


このように一般的な検査値の基準範囲と分子栄養学からみた基準範囲は、違うということを覚えておく必要があります。


総タンパク、アルブミンからもタンパク質不足が分かる
タンパク質不足は、酵素反応が低下していることを意味しています。


人間のカラダの中で起こる代謝や消化をはじめとする化学反応を促す働きをしている酵素はタンパク質です。


そのタンパク質が不足すると生体内の化学反応ができなくなりカラダのあちこちに不調が起こります。


また、カロリーを摂取することで肝臓はさまざまなアミノ酸からタンパク質を合成します。タンパク質が不足しているという事は、肝臓がきちんんと働いていないことも考えられます。


なのでタンパク質が足りているかいないかはとても重要なポイントでもあります。


タンパク質不足を確認するためには、総タンパク、アルブミンをみます。総タンパクは血液中のタンパク質の量、アルブミンは血液タンパクのなかで最も多いタンパク質です。


総タンパクの理想は、7.2~7.5グラム/dL。7以下は低タンパクですが、7.8など高い場合は、血液濃縮の可能性が考えられます。


血液濃縮は低栄養(タンパク質不足)で起こるため、かなり注意です。


アルブミンは、4以上は欲しいところです!それ以下の場合は、低タンパク、低栄養であると考えられます。


尿素窒素(BUN)とγ-GTPをみていきます。


尿素窒素とγ-GTPの値はほとんど同じで15~20くらいを理想とします。

(例)尿素窒素18

γ-GTP17もしくは19くらいです。


尿素窒素はタンパク質が分解された後の代謝産物(尿素)ですが、タンパク質を食べていても、消化吸収できていないと低下します。


尿素窒素が9などは、タンパク質不足、胃酸不足などが考えられます。


一方、脱水、筋肉の分解、便秘、腎機能低下、消化管出血など、さまざまな要因で尿素窒素は上昇します。


タンパク質の指標としては、コレステロール値があげられます。コレステロールは、「タンパク質のトラックに乗って運ばれていく」ため、低コレステロールということは、運送するトラックの台数が少ない=タンパク質が少ないという事です。


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