私が人気のα7系列ではなくα9Ⅱを購入した理由
おはこんばんにちは、「400ｍｍは標準レンズ」
週末フォトグラファーの増田です。
私は2020年にそれまで使っていたNikonの一眼レフから当時のSONYミラーレス一眼では、最も高額なα9Ⅱを購入しました。
当時飛ぶ鳥を落としまくる勢いで売れに売れまくっていて、20代の若者たちがこぞって購入していたα7Ⅲではなく、わざわざ倍以上の値段がするα9Ⅱを何故購入したのかを当時を思い出しながら、お話ししたいと思います。
1.連射枚数が段違い
動体撮影をしている以上は決して譲ることが出来ないこの項目。
α7Ⅲ、α9Ⅱともに連射枚数は秒間10コマ（簡単に言えば1秒間に10回シャッター切れますよってことです。）ここだけ見たら別にα7Ⅲでよくね？って思うじゃん・・・違うのはここから、「α7とは違うのだよ！α7とは！！」
っとダンディな軍人さんが言ってそうですが・・・
これはメカシャッターでの話、ミラーレス一眼からは「電子シャッター」が使えるのです！この電子シャッター使用時にはα9Ⅱはなんと！秒間20コマ！のメカシャッター時の2倍のスピードを発揮するのです。※某赤い人のように3倍とまではいきませんがねｗｗｗ
2.積層センサーであること
詳しいことは、よくわかりませんがα7Ⅲとα9Ⅱでは搭載しているセンサーが違うんですよね。
α7Ⅲ：裏面照射型センサー
α9Ⅱ：積層型センサー
これ何が違うの？？ってなりますよね・・・
僕も詳しいことはわかりませんがこれだけは言える「高感度ノイズ耐性があること」これは僕にとって大きなアドバンテージです。
私の撮影するモータースポーツでは24時間レースと言って文字通り24時間ぶっ通しで走るレースがあるのですが、その際に真夜中の暗闇を走り抜けるマシンを撮影するためにISOを容赦なく上げます。一般的にISOを上げて高感度で撮影すると高感度ノイズが写真に載ってしまいガビガビになってしまいますが、積層型センサーはその点は優れている・・・らしいいです。
3.ローリングシャッター歪みが限りなくゼロであること。
また難しい言葉が出てきましたね。
「ローリングシャッター歪み」これは電子シャッター使用時に発生する現象で簡単に言えば撮影した写真の被写体が歪んでしまうんですよ。
これは説明するよりこちらをご覧いただいた方が分かりやすいので、参照ください。
買い替え時期には、CanonのEOS R5、R6が発売するタイミングでしたがこちらの2機種はまだローリングシャッター歪みが出てしまうので、私の選択肢からは残念ながら落選となりました。
やはりモータースポーツを撮影する際には高速シャッターを切りますので、歪みが出ない方がいいので必然的にα9Ⅱを選ぶこととなりました。
4.ブラックアウトフリー
なんのこっちゃねん！と言いたくなるのは分かりますが、少しだけお付き合いください。通常カメラのシャッターを切るとシャッター幕が動いて一瞬ファインダーの中が遮られますよね。これがほんの一瞬であっても高速で動く被写体の一瞬を切り取る僕に撮っては致命的なのです。
このα9Ⅱは電子シャッター使用時にシャッターを切った際に視界が遮られることなく被写体を追い続けられるのです。
これは凄いし、革命的で一度使ったらもう戻れないです。
5.圧倒的オートフォーカス性能
動き物を撮影するにあたっては決して外すことが出来ないこの性能。
α9ⅡにはリアルタイムトラッキングAFと言う機能が搭載されており、オートフォーカスはAF ONボタンを押したら一瞬で被写体を捕まえて画面の端から端まで追いかけ続けてくれます。
まさに被写体が出てくるところにファーカスポイントを置いておき、来たらAF ONで簡単に撮れる。こんな凄いカメラ他にはありません。
6.純正のミラーレス専用の望遠レンズが発売されている。
これは機種と言うか、メーカーを選んだ話になってしまいますが・・・
2020年当時純正のミラーレス専用設計の望遠レンズが発売されていたのはSONYのみでした。
その当時だけで
・70-200mm F2.8 GM
・100-400mm GM
・200-600mm G
・400mm GM
これだけ既に発売されていましたので、必然的に選ぶものはSONY機となり、さらに上記1−5の条件を満たす機種がα9・α9Ⅱの2択になり選んだのは最新機種のα9Ⅱとなりました。
これは余談となりますが、SONYは他のCanonやNikonに比べて純正以外のレンズが多数発売されており、値段も純正の半分以下なので経済的にもお財布に優しいですよね。
以上が、僕がα7Ⅲではなくα9Ⅱを選択した理由となります。
長くなりましたが、最後に作例を何枚か貼ってこの回は締めさせていただきます。
