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何度でも〜何度でも〜何度でも〜〜

よく発信を始めたての人から「もうそれは伝えたので…」というフレーズを耳にする。

同じことを何度も言ったところで飽きられてしまうんじゃないか。読み手にとってつまらないんじゃないか、といったことを懸念してのことだと思う。

これは一理あって、すでに発信者として成果が出ている人だとしても、いま現在なんの挑戦もしていない人の発信はどこか薄っぺらくなるものだ。新しい刺激がないからリアリティーも感じられず、何より臨場感みたいなものが伝わらないのも大きな原因の1つだろう。


だから言わんとしていることはわかる反面、「いや、伝わってないよ」というのが今日の本題である。


自分が一度伝えたつもりでも相手には届いていないことがほとんどで、実際に広告業界なんかでも「同じことを3回伝える」ようにプロモーションが組まれている。

CM・電車広告・雑誌など、3回は伝えないと脳に定着しないため、タッチポイントを増やすような施策がおこなわれているそう。

すでに知名度があるブランドでもそうやっているのに、僕らみたいな個人の発信が一度で全部伝わりきるわけがない。


そもそも人はびっくりするくらい「忘れる生き物」だ。

ついこないだ「ネットの誹謗中傷は気をつけよう」みたいな空気が流れたにも関わらず、またすぐに誰かのニュースを叩く。あたかも、何もなかったかのように。

昨今ではやたらと不倫に関してボコボコにされているのを見かける。もちろん不倫が良いわけはないのだが、それと同時に、他人の家庭事情を他人が叩く意味もないと思う。

脱線しそうなのでこの辺にして、いずれにしても「1回言えば十分」なんてことはありえない。大切なことほど、手を変え品を変え伝える必要がある。

・締切を守ってくれる人って信用できるよな
・当たり前のことを当たり前にやるのは価値になる
・約束の日までに連絡がなくてマジで萎えたわ

上記はいずれも「締め切りは守ろうぜ!」を言いたいのは変わらないが、伝え方によって間違いなく相手の感じ方は異なる。かつタイミングやシチュエーションによっても、きっと違うはずだ。


何度でも〜何度でも〜何度でも〜〜

という、かの有名な名曲はきっとご存知だろう。

あのドリカム的なテンションを覚えておくと、発信にも好影響があるんじゃないかと思う。

1回伝えたくらいでは、ビビるくらい相手には届いていないものだから。


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