冬になるとチョコレートが食べたくなるわけ
肌寒いと感じると無性にチョコレートが食べたくなることはありませんか?
そう思えば、チョコレート新商品CMも冬に多いですよね。
雪解けを謳ったメ○ティー○ッスなど。。
この事象をこれから説明させていただきます。
人は、寒くなると人肌恋しくなります。
そしてそれと同時に、甘いものを食べたくなります。
どうして人は、寒いと甘いものを欲するようになるのでしょうか?
実はその答えは、人肌が恋しくなるのと同じ理由なのです!
一体どういうことでしょうか?
★ 甘いものを欲するということはどう言うことか?
まず、そもそも『甘いものを欲するとはどういうことなのか?』を確認しておくと、人間は、体が必要とする栄養素を含む食べ物を自然に食べたくなるような体の構造になっています。
つまり、「みかんを食べたい」という欲求にはビタミンC不足などの理由があるのです。
では、甘いものを食べる事でどんな栄養素を摂取できるのでしょうか?
甘いものの例として、みんな大好きなチョコレートを考えてみます。日本で発売されている一般的なチョコレートに含まれる栄養素は以下のような割合で含まれていると言われています。
【チョコレートの栄養素】
炭水化物=50-55% 脂質=30-30% タンパク質=5-10% その他=5%
この割合から、チョコレートは主に炭水化物と脂質で出来ていることが分かります。
同様に、多くの「甘いもの」は、炭水化物と脂質で出来ています。
このため、甘いものを欲するということは、体が炭水化物(糖分)と脂質を欲しい!!という証拠だと言えます。
■ 人肌を恋しいと感じる時に欲しているのは?
「体が炭水化物と脂質を必要としている事」のと「人肌が恋しいこと」には、どんな関係があるのでしょうか?
また「人肌が恋しい」についても、少し考えてみましょう。
人は古来より、寒いときは身を寄せ合って温め合って暮らしてきました。
このため、寒いと人肌を求めるようになるのは、寒さによる体温低下から身を守る生存本能の一種だと言えます。
つまり、「人肌を欲する」ということは、体を温めるものを欲している証拠なのです。
なので、「甘いものを欲すること」と「人肌を欲すること」の共通点は、「体を温めるものを欲している」という点にあるのです!
人肌にふれれば、体の外から熱をもらうことができます。一方、甘いもの、すなわち炭水化物と脂質を食べると、体の内部で熱を逃がさないようにすることができるのです。
もっと細かく説明すると、、
体が「寒い!」と感じると、皮膚の血管を作っている筋肉に、「血管を縮ませよ!」と命令が脳に送られます。
この血管収縮のときに、炭水化物と脂質が必要となってくるのです。
具体的には、筋肉は血管収縮のエネルギー源として、糖分(グリコーゲン)が分解されてできるATPと、脂肪が分解されて出来る脂肪酸の2種類を利用します。
つまり、甘いものを欲するとは、「体を温めるために血管を収縮させたいから、エネルギーをくれー!」という体の叫びなのです。
◆ まとめ
人肌が恋しくなり、甘いものが食べたくなる。
これはどちらも「体を温めたい」という生存本能が作った欲求でした。
体温が下がると、免疫力が低下して風邪を引きやすくなります。
なのでその時は身体に多少の甘えを許してチョコレートもしくは甘い物を口にしてみたらどうでしょうか?^ ^
ちなみに余談ですが、私は昨日職場でチョコレートをチョコっといただきました♡
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