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脳内会議とマルチタスク

先日の朗読コンサートの後、自分は一体何を考えながら舞台を観ているんだろうとふと考えはじめてしまった。

俳優として?
アレクサンダー・テクニーク教師として?
脚本家として?
演出家として?

今まであまり深く考えたことがなかったので、落ち着いて考えてみました。

…あれ?全部当てはまるな。
コンサート中、正味1時間ないくらいの朗読部分だけでも色んな視点から舞台を観ていたみたい。
そんな脳内会議みたいなことやってた?
いや、そういう感じじゃなかったな…。

そこでふと思い出したのが、
元々、人間の脳はコンピュータのように並列処理(マルチタスク)が出来るわけではないという話。
いや、でも同時に色んなことを考えてるよ⁉︎
っていう人もいると思います。
そんな時、脳内では超高速の反復横跳びみたいにそれぞれの思考間を超速で行き来してるらしいんですね。いわばシングルタスクの高速スイッチング。

あー、これだ。
これは疲れる。実際、思考の切り替え時にエネルギーを消費する模様。

せっかくの楽しいもので疲弊してはもったいない。

これからは一旦全ての脳内役職を休ませて、観客として舞台を楽しむ、そして後から、それぞれの脳内役職一人ずつで反芻していこう。

そう心に決めたのでした。

直塚和紀

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