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子供の寝かしつけとアレクサンダー・テクニーク
子供の寝かしつけに苦労している皆さま、どうやって寝かしつけていますか?
おそらく各家庭に秘伝があって、親から子へ受け継がれてきたやり方を毎夜執り行っていることでしょう。
そんなの無いよ!という人もいろんな書籍に書いてあるやり方を試していることでしょう。
胸をトントン軽〜くたたく。
頭をなでる。
足首を軽く持って温める。
それこそ人の数だけ寝かしつけが存在するんじゃ無いかと思うほどです。
本日ご紹介するのはアレクサンダー・テクニーク式寝かしつけでございます。
以前にも書きましたが、アレクにはハンズオンという技術があります。
生徒さんの緊張している部分に触れることで、無意識の緊張に気づき、手放してもらうための技術です。大体は生徒さんの首の後ろ、頭蓋骨と頚椎の接する辺り、「ぼんのくぼ」のあたりに触れることが多いです。(いつものざっくり説明)
これを寝かしつけに使います。
寝かしつけたい子どもの首の後ろに優しく手を回して、指先でそっと触れます。
赤ちゃんを抱っこしている時は包み込むように首の後ろに手を回して、ほんの少しだけ頭を前に回転させます。本当に少しだけ。
こうなっている赤ちゃんの首を
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こんな感じに
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回転させてあげます。
街で赤ちゃんが泣いている時って、大体、頭を反らして泣いてることが多いです。
反対に、すやすや寝ている赤ちゃんはまん丸くなっていることが多い。
生まれる前の母胎の中では丸まっていたので、その名残なのかもしれませんね。
背中と首を後ろに反らしてリラックスしている赤ちゃんってあんまりみたことないですもんね。
頭を動かすのは細心の注意が必要ですし、怖い!って思うかもしれません。
そんな時は優しく手を添えてあげたり、さすってあげるだけでも効果あります。
自分の子供の寝かしつけは、色々迷走して、このやり方に辿り着きました。
お試しください。
直塚和紀