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JINS MEMEを5ヶ月使った感想

みなさん、こんにちは。

私は2021年11月にJINS MEMEを購入したのですが、それから約4ヶ月。使ってみてどうだったのか?を書き記してみたいと思います。

はじめに

JINS MEMEを購入した際の記事がありますので、よろしければこちらもご覧ください。

店頭で購入、宅配で届いた後の使用感

メガネを掛けてみて気がついたことですが、受取時も店舗に足を運び、メガネのかけ具合をチェックしてもらう方が良いと思います。何故かと申しますと、眼鏡のかけ心地でこの製品の善し悪しが良くも悪くも決まってしまうからです。

私はJINS MEMEの取扱店に足を運び、実物を確認した上で商品を購入しました。商品購入時は検眼を行い、その後度入り眼鏡が家に送られてくるというフローで商品を受け取りました。

上記のフローを組んだため、受取時には眼鏡のかけ心地はあまり加味されていない状態の商品が届きます。良くも悪くも未使用新品=無加工な状態です。そのため、メガネを掛けても自分の顔にフィットしない。最初は良いのですが、段々と耳にあたっている部分が痛くなってきます。

本製品、一般的な眼鏡と比べると少し重量があります。フレーム自体も少し太めで大ぶりなので、耳にかけると重さがだんだんと効いてくるのです。アプリのセットアップを終えて測定するにしても、メガネを掛けていて耳が痛いでは、どうしようもないですよね。

JINS MEMEの補修について

このメガネをフィットさせるために、近隣の店舗に実物を持って行き、かけ心地を調整してもらおうと思ったのですが、ここでも問題が生じます。どの店舗でもかけ心地のチェックはできると購入時にも聞いていましたが、実際店舗に行くと断れられてしまうことに。

購入店舗に電話して尋ねると、どうやらメガネのテンプル(つる)については調整ができるのですが、パッド(鼻あて)にはセンサーが内蔵されており、万一調整時にトラブルがあった場合に、その場で対応ができないから断っているという背景がわかりました。

つまり、テンプルのみの調整はできなくもない。ただしこの場合、完全にフィットできる状態までセットアップするのが難しく、それをご了承の上作業して貰う必要があるようでした。ただ、実際に店舗でどこまで対応いただけるのか不明瞭なので、JINS MEME取扱店に持ち込む方が良いのかなと思います。

結局私は取扱店に持ち込んでパッド含めて調整していただきました。商品が届いた状態ではテンプルが真っ直ぐでしたが、頭の形状に合わせてテンプルを曲げてもらう、みたいな作業をしていただきました。その結果メガネの重さが耳以外の部分に分散されたようです。これによって掛けていて耳が痛くなることはなくなりました。通販で購入してそのまま使っている人もいるかも知れませんが、調整はとても大事だと痛感する出来事でした。

JINS MEMEアプリの計測について

次に集中度の測定など、スマホアプリとの連係についてです。これまで記述した眼鏡のセットアップをしっかりやっておくことで、測定の精度もそれなりに担保されるものと思います。

私もメガネを調整してもらったおかげで計測結果にも興味が向くようになりました。しかし、ここでも少し気になることが。常日頃、自分の体が前のめり?になっているような結果になるのです。それと、電極が体に触れていない時間が増え、測定が出来ない瞬間が出来てしまう。これはどういうことなのでしょうか。

翌々考えてみると、それはパッドの位置がずるずると下がってくるということに起因しているのではないかと思いました。眼鏡のテンプルが真っ直ぐであった際は電極が体にしっかり触れていたようですが、調整をしてからはそのバランスが崩れてしまうのですかね・・・。(もしくは鼻周りの皮脂で滑ってしまうみたいな理由かもしれません)

メガネがどんどん下がってきてしまうようであれば、体の傾きもそれに合わせて数値がズレてしまうかもしれませんし、電極が外れたおかげでデータ収集も出来ないとなると、先行きがだいぶ暗い・・・と思い始めていた頃に、JINSからの一つのアナウンスがありました。

JINS MEMEアジャスターの配布

JINS MEME Adjusterなるアクセサリが登場、自分が使いにくい。。。と感じた矢先にこうした一つの提案が出てきました。私以外にも同じようなことを考えている人がいたのかもしれません。

それとこのアジャスター登場のトピックスは、JINS MEMEの使い心地の改善というユーザ目線だけでなく、プロダクトを作る中でのアジャイル開発といいますか、PDCAサイクルの高速化とでもいいますか、その辺りのことについても考えさせられるものでした。

色々テストした上で製品投下してもらえれば良いのかもしれませんが、実際にリリースして使ってもらわないとわからないこともある。はじめからそうした懸念があり、それを克服してからでないとリリースできない・・・みたいな話になっていたとするならば、昨年のリリースは出来ていなかったかもしれないですよね。

どのような背景があったのかは明確にはわかりかねますが、市場に出してみないとわからないこともありますし、出してから改善していくという道筋も全然OKな時代になったのだな、と感じる出来事でした。

眼鏡のアプローチも色々ある

JINS MEMEアジャスターは、リリースされた翌日辺りに早々に受け取ってきたのですが、実はまだ使っていません。というのも、使いにくい。。。と思っている矢先に新しい別メガネを用意したということもあり、メガネを使い分けている状況です。

JINSはテクノロジの力で自分の状態を可視化するアプローチをしていますが、他メーカーはかけ心地、テンプルやレンズを特殊仕様にすることで快適なかけ心地を追求する、などメーカーごとに提案を変えているのですよね。

これって要は、ひとにとって最善の一つの解がしかない訳ではなく、色々なアプローチがあり適材適所で使い分けるっていうことが大事なのでは?など思っています。アジャスターのリリースがもう少し早ければ別のメガネを用意するまでに至らなかったかもしれないのですが・・・(苦笑

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JINS MEME取扱店にて配布中。
近くに店舗がない人も、郵送してくれるそうな。

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Naoto Takazawa
大学を卒業後、約15年間写真スタジオ、写真機材販売、北欧カメラメーカーの日本法人立ち上げなど行う。その後ITベンチャーにてマーケティング業務に従事しながら大学院に通いMBAを取得。現在もスタートアップ企業にて奔走中。