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仕事始めの1週間

 年末からの9連休。僕も久しぶりにその連休を享受できた。こんな連休はコロナ禍以来だ。
 かなりリフレッシュできるよね。って思ってたのだけど、実際には9連休は体に悪い。
 年末は忘年会。年始は新年会。明日、仕事ないんだもん。何にも気にしなくてもいいんだもん。そりゃあ、常識的に考えて飲んじゃうよね? だもんで、連休中、確変で連日二日酔い。

 それでも時間は過ぎゆく。

1月6日はやってくるのだ。

 ラッキーなことに仕事始めは、本編集というクレジットを入れたり、細かい映像の調整をしたりという、音作業を無視して映像だけを完成させる工程の日で、スタジオに入るのは13時だった。多少の二日酔いでも午後イチならなんとかなる。

 そうなると、初仕事のランチをどこで食べるかはとても重要な気がしてくる。スタジオの場所は赤坂。それなら、赤坂ランチで一番好きな店に行こうと思った。
 それなら「かおたん」だ。
 赤坂なので、もっと美味しいお店なんていくらでもあるのかもしれない。それでも、新年を飾るにふさわしいほど愛するお店は「かおたん」をおいて他にない。

 新年最初ではあるけど、「かおたん」は通常営業だ。いつも通り3つの日替わり定食が看板に書かれている。しかもA肉野菜炒め定食 B生姜焼き定食というド定番があってホッとする。もちろんこの日替わり定食以外にも、全部のメニューが頼めるのだけど、肉野菜炒めを頼むことにする。あ、新年初だから焼売のハーフも頼んじゃおう。ここの焼売、美味いんだよねぇ。僕の焼売ランキングは
1、菱田屋
2、かおたん
3、崎陽軒
だ。

 菱田屋はともかく、2、3はどうなの?って思う方もいるかもしれない。だけど、それはもうしょうがないじゃない! マクドナルド好きの人に向かって、もっと美味いハンバーガーなんかいくらでもあるじゃん! って言っているようなものだから。マック好きな人はマックが食べたいんだもん。本格的な肉肉しい高級バーガーにはない、美味しさがあ~る~か~ら~♪ リンダリンダ字余り

肉野菜炒め定食+ハーフ焼売 中国料理かおたん @赤坂

 いや、まじで、最高! メイラード反応を感じる肉への火の入れ方、野菜のシャキシャキ感。そんでもってこの味付け。化調バリバリなんだけど、たまらなく美味い。肉野菜炒めのお手本と言っていい。

 ホントに普通の肉野菜炒めなんだけど、こんなに白飯がうまいのはなぜ? 食べたことない人は、赤坂に立ち寄ったら一度は食べてみてほしい。町中華の名店! ちなみに夜はそんな町中華の料理をつまみに呑めるのだ。昼も美味いが夜も美味い。
 仕事初日から旨い飯、ごちそうさまでした!

1月7日 久しぶりの会社へ向かい、中野坂上へ。

 中野坂上での新年一発目。さて何を食べようか? なんでもいいんだけど、久しぶりに辛いものでも食べたいなぁという気分だったので、「坂上刀削麺」に行くことにした。
 「坂上刀削麺」に行くときは必ず、麻婆丼(小)+刀削麺(小)のセットを頼むことにしている。ここの麻婆丼は四川タイプで結構好み。刀削麺も麻辣、坦々、ネギチャーシューの3つから選ぶことができて、気分によって刀削麺の味を変えて注文している。
 今日は辛いものと言いつつ、麻婆丼が結構辛いので、ネギチャーシューを選んだ。

麻婆丼(小)+ネギチャーシュー刀削麺(小) 坂上刀削麺 @中野坂上

 旨いんだよね。ピロピロの刀削麺もさながら、スープがかなり旨い。

麻婆丼はちょっと味が変わったみたい。前の方が好みだけど、これもまた旨し。

 やっぱり辛いのが食べたかったみたいで、麻辣刀削麺が食べたくなっちゃったなぁ。ただし、翌日のお尻はヒリヒリするけどね。

1月8日 またも本編集で赤坂

 さて、2回目の赤坂。と言いつつ仕事開始3日目になると、もうすでに通常運転になっている。じゃあ、歩いて気になった店にでも入るか。
 実はいくつか気になるお店を新たに発見したんだけど、なんだか今日はラーメンを食べる気分だったので、素通りした。以前、紹介した「和」はこんなに並んでるんだってくらいの行列ができていて諦め、「希須林」は流石に昨日麻婆食べたばかりだしなぁと断念、とあるじゃないですかいい店が!
 珍しく並んでもいなかったので、すんなり「なかご」へ入った。

 いつもはこの店の看板メニューである豚そばを食べるのだが、初めての「背脂焦がし醤油」に挑んでみることにした。

背脂焦がし醤油 なかご@赤坂

これがね、旨いのよ。優しめの醤油豚骨って感じ? いや、なんとも表現しづらいな。お店の代名詞的淡麗クリア豚骨をベースにしているからさっぱりした旨さもありつつ、背脂と焦がしネギがパンチを加えていて、パンチある旨さになっている。

しかも、豚そばは細麺なんだけど、こちらは中太麺(と言っても細めだけど)なので、その食感の違いもあるのかもしれない。久々に知っているお店で新たな一面を発見した感じ。

1月9日 会社2回目

 中野坂上でさてどこに行こうか? と思うが、中途半端な時間だった。「たいせい」はやっているんだけど、今日はラーメンじゃない気がする。ああ、久しぶりにあそこへ行こう。

 入ったのは「新華楼」。創業50年を超える味の王者!
 ここへ入ると、メニューに悩むんだよなぁ。とにかく品数がすごい。

 メニューにあるだけではなく、壁にも追加メニュー、ホワイトボードにも追加のメニューがあるのだ。
 迷っていると、次から次へとお客さんが入ってくる。で、店主に何にします? と聞かれてしまった。結局、決めきれないまま、「ドライカレー」を注文してしまった。

ドライカレー(目玉付) 新華楼@中野坂上

 昔懐かしのドライカレー。食べているうちに、なんだか懐かしくて涙が出てきてしまいそう。ちょっと違うのは、想像以上に大きめに切ったハムが炒められていること。

 でも、これがいいアクセントになっている。あとは、ここのスープがすごく旨い。よく町中華に行くと、ついてくるスープって味があんまりしないラーメンの出汁スープみたいなことが多いけど、ここのスープはちょっと違う。もうね、ラーメンのスープのまま。いやそれは言い過ぎか。それでも、ちょっと薄くしたくらいのスープなのだ。なので、スープだけでもめっちゃ旨い!

1月10日

 今日は会社の新年会。
 日中はちょっと近くで用事があったので、会社には夕方に行く予定だ。
 用事は隣駅の松戸だった。

 そういえば松戸も久しぶりだなぁ。
 もちろん、「とみ田」には入れないけれど、「富田食堂」なら入れるだろうと胸を高鳴らせて向かう。「大勝軒」のつけざるもあるけれど、やっぱり「とみ田」譲りの濃厚つけ麺を頼むことにする。あと、炒飯は頼んだことがなかったので、頼んでみることにする。じゃあ、麺は小にしとくか。

濃厚つけ麺(小盛り)と炒飯(小) 松戸中華そば 富田食堂@松戸

 久しぶりの正当な魚介豚骨つけ麺を味わう。やっぱ旨いわ~
 ドロドロ魚介スープに鬼のように乗った魚粉。これにぷりぷりの麺を絡ませてすする旨さよ!

 チャーシューもめちゃくちゃ旨い。スープに絡ませて食べるとチャーシューを超えたチャーシューになる感じ(意味わからん)。

 炒飯も旨いんだけど、このスープと比べるとちょっと凡庸に思えるね。と思って、スープに入ってたチャーシューを炒飯に乗せて食べたら、抜群にうまくなってしまった!

 なんだ、このスープ!?
 もしかしたら、あらゆるものを旨くしてしまう魔法のスープなのでは? と思った。

 ああ、ちなみに、翌日は二日酔いになりました…。

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