『あひるの空』全51巻を振り返る7巻
こんにちは。なお’s blogのなおです。
今回は「あひるの空」の7巻のの振り返りです。
今回も下記のフォーマットに従って振り返っていきます!
1.本巻の注目キャラクター
2.連動して読むならこの巻
3.深読みするためにもうひと押し
激戦が繰り広げられる北住戦。スタミナも限界に近いクズ高メンバー。そしてどこか調子の悪い百春。果たして決着は如何にーー
ということで早速7巻行きましょう!
1.本巻の注目キャラクター
7巻の注目キャラクターは「花園百春」です。
千秋とは双子の弟。元ヤン、クズ高のNo.2(No.1はもちろん千秋)。クズ高バスケの主将としてみんなを引っ張ります。
ジャンプ力、リバウンドはにはとにかく秀でていますが、とにかくシュートが下手です。とにかく入りません。
あまりの精度低さに茂吉に惨めな練習もさせられます(笑)
天性的シュートは低いですが、猛練習の末、交流戦の北住戦、そして地区予選決勝の丸高戦のラストでは決勝点のFTを決め、劇的勝利を決めています。
ちなみにバスケ部廃部後、雨に打たれながら五月先生に土下座のシーンは不器用な男気を感じます。
中学時代には誰よりも練習をしていましたが、あまりのシュートの精度の低さ、そしてスタメンを取られる始末。中学生の思春期のメンタルには耐えらなかったのでしょう。
百春を慕って一緒に練習していた、後の北住高校に進学する小西を裏切って、バスケ部を退部します。
7巻では中学ぶりに再開した小西とのマッチアップは注目です。
才能ではなく、堅実に毎日練習を続けていた小西は、調子が悪いとはいえ百春を圧倒します。百春は小西を裏切ってバスケから離れていたことに引け目を感じて本調子が中々出せません。
そんな百春に対して空。
「もいっかいーー
飛ぶとこ見せてくださいよっ」
あひるの空 7巻 49話より
身長がどれだけ低くてもバスケを諦めず、3Pという活路を見つけた空に百春は、絶対に諦めてはいけないことを思い出します。
百春のキャプテンとしての成長っぷりは目を見張るものがあります。成長していくにつれ、あひるの空の理想のキャプテン像である千葉さんと被るものがあります。
2.連動して読むならこの巻
35巻から始まる丸高戦、45巻からの妙院戦でしょう。
35巻はキャプテンが背負う「4番」の重要性がよく分かる試合です。クズ高の百春、丸高のトキワ。千葉に憧れる百春と、千葉の魂を受け継ぐトキワの両キャプテンのプレイは胸が熱くなります。
直接のマッチアップこそは少ないですが、35巻は「キャプテン」とは何か、如何に重要なポジションかがよく分かります。
45巻から始まる県大会3回戦の妙院戦では、お互いに負傷を経験した同士のキャプテン対決は見物です。
妙院のキャプテン「逸見友親」は、二度の手術を超えそれでも折れずに、プレイでみんなを引っ張り、絶対に折れない不屈の精神、まさにキャプテンといったプレイヤーです。ちなみに神奈川選抜にも選ばれており、文句なしです。
妙院戦は試合展開もそうですが、二人のキャプテンが後輩に与える影響も注目のポイントです。
3.深読みするためにもうひと押し
今回は百春を紹介したこともあって各高校のキャプテンを一気に紹介していこうと思います。漏れがあれば是非コメントください!
県立九頭龍高校・・・花園 百春
市立新丸子高校・・・千葉 真一 → 常磐 時貴
県立北住吉高校・・・長瀬 → 香取 慎吾
新城東和学園・・・高橋克己 → 柏木 一至
県立横浜大栄・・・守山 → 白石 静
菊川高校・・・沖田 竜二
里実西高校・・・日高 誠
鶴金工業高校・・・間久見 芳武
北辰高校・・・吉村 憲吾
藤沢菖蒲高校・・・深沼 綾
妙院高校・・・逸見 友親
やはり各高校のキャプテンは色んな人の影響を与える重要な存在ばかりですね。あひるの空は特に「キャプテン」に関してはかなり特別な存在のように描かれていると思います。どの選手にもエピソードが特別にあるので、作者自身キャプテンに何かしらの思入れと理想像みたいのがあるのかなと思われます。
私は特に千葉さんとトキワの二人は作中でも指折りの関係性ではないでしょうか。形は違いますが、空と百春に似ていると思います。
この二人の関係性はガッツり1つの記事として作成していく予定です。あひるの空の全てといっても過言ではないと思うので。
またキャプテンだけを語る記事も書いてみたいものです。
最後まで読んでくださった方はありがとうございました。
気軽コメントくださるとありがたいです。
それでは8巻振り返りでお会いしましょう!
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